残念ながら当然。楽天モバイルユーザーの約3割が乗り換えを検討か。

MMD研究所は、インターネット上においてスマートフォンの契約先に関する調査を男女25,000人に対して行いました。

この結果、全体の8.2%になる約1,900人が楽天モバイル(Rakuten Un-limit)をメイン回線利用していることが判明し、サブ回線として利用しているユーザー約400人に上りました。(サブ回線を所有している人は約2,200人)

楽天を使用しているユーザーの3割以上が乗り換え・解約を検討

調査項目には「0円プラン」の廃止が発表されたことを受けて今後の契約に関するものもあり、この結果、「楽天モバイルをメインで使用しているユーザーの3割以上」「サブ回線として利用しているユーザーの6割以上」が解約・乗り換えを検討しているということが分かったとのことです。

この結果、個人的には当然のように思います。というより「0円プラン」でユーザー数を急拡大したツケが早くも回ってきたという感じでしょうか。しかしながら、「3割」という数字のインパクトは非常に大きいものです。また、このような調査結果が及ぼす社会的な影響、投資家へ与える悪い影響も軽微ではないでしょう。

また、サブで利用している人の「6割」というのもショッキングな内容ですが、こうなることは仕方ないとも捉えられます。基本的に楽天モバイルをサブで利用する人は「0円運用」をしたい人が非常に多かったからです。

楽天モバイルとしては「乗り換えがめんどくさいと感じる人が多いから影響は軽微」とでも思っていたのでしょうか、仮にそうだとしたら愚策としか言いようがないで。2020年前後で政府主導で乗り換えの容易化が進められ、それの恩恵を受けてユーザーを増やしてきたのは楽天モバイル以外の何ものでもありません。

私としてはこの仮説はさすがに違うとは思いますが、「0円終了によって流出するユーザー」と「0円プランによる経営負担」を天秤にかけた結果、0円プラン廃止に至ったのだろうとも思っています。やめてもらって結構、むしろやめてくれるとありがたい的な。

ユーザー数の拡大で上げた実績を0円プランの廃止で一気に落とす、楽天の株価みたいな動きです。

いずれにせよ、今後の同社の施策を注視したいところであります。このままユーザーが離れていくことを良しとするのか、またインパクトのあるキャンペーンを行うのか、ユーザーとして見守っていきたいと思います。

Rakuten UN-LIMITの他社乗り換え移行先のサービス、メイン利用は「povo」が36.8%、次いで「UQ mobile」が9.1%、サブ利用は「povo」が44.0%、次いで「LINEMO(3GB)」が11.2%

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