今更すぎる『Redmi Note 11 (4G)』レビュー
IIJmioで開催されていたセールに便乗です。久々のXiaomi機、2022年以来1年ぶりのの商品紹介になります。
今回購入したのは『Redmi Note 11』で、IIJmioへのMNPで税込1,980円でした。驚異の90%オフです。買わない手はありません。(2023年4月時点)
とは言え、この機種も発売から1年以上経過しているので、最新機種とはいえませんが必要十分なスペックをを備えているのが特徴です、
スペックシート
兄弟機種である『Redmi Note 11 Pro 5G』と比較してみます。
Redmi Note 11 (4G) | Pixel 5 | |
---|---|---|
カラバリ | スターブルー トワイライトブルー グラファイトグレー | ポーラーホワイト アトランティックブルー グラファイトグレー |
サイズ | 高さ:159.87 mm 幅:73.87 mm 厚さ:8.09 mm 重量:179 g | 高さ:164.19 mm 幅:76.1 mm 厚さ:8.12 mm 重量:202 g |
初期OS | MIUI 13 Android 11 | MIUI 13 Android 11 |
SoC | Snapdragon 680 4G | Snapdragon 695 5G |
Antutuスコア | 約22万点 | 約39万点 |
メモリ ストレージ | LPDDR4X 4GB UFS2.2 64GB (microSD:512GB) | LPDDR4X 6GB UFS2.2 128GB (microSD:1TB) |
ディスプレイ | 6.43インチFHD+ 有機EL (2400×1080) コントラスト比4,500,000:1 90Hzディスプレイ 1000nit | 6.67インチFHD+ 有機EL (2400×1080) コントラスト比4,500,000:1 120Hzディスプレイ 1200nit |
背面レンズ① | 広角:5,000万画素 F/1.8 | 広角:1億800万画素 F/1.9 |
背面レンズ② | 超広角:800万画素 F/2.2 | 超広角:800万画素 F/2.2 |
背面レンズ③ | マクロ:200万画素 F/2.4 | マクロ:200万画素 F/2.4 |
背面レンズ④ | 深度測定:200万画素 F/2.4 | – |
前面カメラ | 1,300万画素 F/2.4 | 1,600万画素 F/2.4 |
動画撮影機能 | 背面 1080p(30FPS) 前面 1,080p(30 FPS) | 背面 1080p(30FPS) 前面 1,080p(30 FPS) |
5G | 4G | 5G |
ネットワーク | DSDV (nanoSIM+nanoSIM) | DSDV (eSIM+nanoSIM) |
Bluetooth Wi-Fi | Bluetooth 5.0 802.11a/b/g/n/ac(WiFi5) | Bluetooth 5.1 802.11a/b/g/n/ac(WiFi5) |
バッテリー 充電機能 | 5,000mAh 有線33W充電 | 5,000mAh 有線67W充電 |
USB | Type-C USB 2.0 (480Mbps) | Type-C |
セキュリティ | 指紋認証 顔認証 | 指紋認証 顔認証 |
その他機能 | イヤホンジャック ステレオスピーカー | イヤホンジャック おサイフケータイ ステレオスピーカー |
防水 | IP53 (防滴程度) | IP53 (防滴程度) |
基本的な仕様は抑えた十分なスペックにまとまっています。バッテリー容量の大きさと充電速度の速さは特筆すべきポイントで、長い電池持ち&高速充電でストレスなく使用することができます。
外観
パッケージです。毎度思うのですが、この紹介いらないですよね。
本体
背面はプラスチックでサラサラとした触り心地です。
下部にはType-Cポートとスピーカーがあります。
右側面には電源ボタンと音量ボタンがあります。電源ボタンは指紋センサーを兼ねています。
上部にはイヤホンジャック、スピーカー、マイク、リモコン操作用の赤外線センサーがあります。このセンサーはXiaomi機の地味ながら便利な特徴です。機能は後述します。
安価な機種ながらステレオスピーカーである点は意外な好印象ポイントです。
処理性能
CPU、ストレージなどの性能をベンチマークしていきます。
SoC | Snapdragon 680 4G |
CPU | Kryo 265 8コア CortexA73×4 CortexA53×4 2.4GHz+1.9GHz |
GPU | Adreno 610 |
RAM | LPDDR4X |
Antutu
260,160点と、低い部類に入ります。下位ブランドである『Snapdragon 480 5G』に近い性能で、特にゲームを行うことなどのGPU処理を行うものには向いていない仕様といえるでしょう。よく言えば必要十分です。
Antutu ストレージベンチマーク
ストレージ転送速度は速い部類です。ReadWrite共に900MB/s以上ということで、UFSを採用していることが分かります。
カメラ機能をチェック
カメラ機能を実際の写真とともに紹介します。
仕様 | |
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背面レンズ① | 広角:5,000万画素 F/1.8 |
背面レンズ② | 超広角:800万画素 F/2.2 |
背面レンズ③ | マクロ:200万画素 F/2.4 |
背面レンズ④ | 深度測定:200万画素 F/2.4 |
前面カメラ | 1,300万画素 F/2.4 |
動画撮影機能 | 背面 1080p(30FPS) 前面 1,080p(30 FPS) |
とにかくレンズの数で勝負といった感じでもあります。
5,000万画素という画素数が目立つメインレンズですが、センサーの型番を見るに特別に高性能なものではないことが判明しています。搭載していると思われるセンサーは『Isocell JN1』で、「1/2.76インチ」という小型なセンサーであることが分かります。価格相応です。(近年の高性能モデルでは1/1.7などといった大型のセンサーのものが多い)
作例・東大阪ジャンクション
高速道路好きの中では大定番である東大阪ジャンクションを試しに撮影してみました。
あいにくの雨模様でしたのでパッとしない写真ではありますが、十分きれいに撮影できています。次に400%相当まで拡大してみました。
1枚目が『Redmi Note 11』で、2枚目が『XPERIA 5 Ⅳ』です。画素数の違いが影響していますが、前者のほうがきれいに見えませんか?しかしながら、発色はXPERIAの大勝です。特に左上の標識、緑と黄色が正しいですがRedmiNote11ではほぼ無色になってしまっています。
下は一眼レフである『α7r』で撮影したものになります。
次に超広角レンズです。
Android端末では0.7倍などが多い中、この端末は0.6倍のレンズを搭載しています。
超広角はおまけみたいなものです。特筆すべき点は特にありません。
マニュアルでの夜景撮影はきれい…かも
いつまで同じ場所にいるんだよという話かもしれませんが、再び東大阪Jctです。
完全にマニュアルで撮影しています。ISO感度を最低にしてシャッターを4秒開いています。このようにマニュアルで撮影をすればかなりきれいに撮れるような気がします。
動画は期待できない
動画の解像度はFHD30fps止まりで、4Kでの撮影はできません。
手振れ補正、解像感共に微妙です。5年以上前のスマートフォンのような印象です。
ユーティリティ
地味に便利なリモコン機能
上部についている赤外線センサーを活用して様々な家電のリモコンとして使用することができます。基本的なメーカーに対応しており、SHARPやダイキンのエアコン、東芝のテレビなどに使用することができました。
側面指紋センサーは良い
この機種は指紋認証が電源ボタンと一体化されています。画面内よりも精度が良いうえに早く認証されるのが特徴で、基本的には側面のほうが使いやすいなと個人的に思います。また、顔認証も使用することができます。
ハイライト
- 有機EL&90Hzリフレッシュレートで動画視聴に最適
- 大容量バッテリー&高速充電対応