ひそかに発表、『AQUOS R8 / R8 Pro』スペック情報まとめ。カメラ機能の違いで二分化!
AQUOS Rシリーズの2023年モデルがついに発表です。2017年の『R』から『R2』『R3』『R5G』『R6』『R7』と毎年1モデルずつ計6機種発表されてきましたが、今年は2モデル同時展開です。
機種名は『AQUOS R8』と『AQUOS R8 Pro』です。名前の通りですが、Proが上位モデルになりますね。今回は前モデルである『R7』シリーズとの比較を中心にスペック情報をまとめていきます。
なお、価格は未定です。
スペックシート
AQUOS R8 Pro | AQUOS R8 | AQUOS R7 | |
---|---|---|---|
カラバリ | BLACK | Blue Cream | Black Silver |
サイズ | 測定中 170g台 | 測定中 | 161mm×77mm×9.3mm 約208g |
OS | Android 13 | Android 13 | Android 12 |
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 3.18GHz + 2.8GHz + 2.0GHz | Snapdragon 8 Gen 2 3.18GHz + 2.8GHz + 2.0GHz | Snapdragon 8 Gen 12.9GHz + 1.7GHz |
RAM メインメモリ | 12GB LPDDR5X | 8GB LPDDR5X | 12GB LPDDR5 |
ROM ストレージ | 256GB UFS4.0 microSDXC(最大1TB) | 256GB UFS4.0 microSDXC(最大1TB) | 256GB UFS3.1 microSDXC(最大1TB) |
ディスプレイ | 約6.6インチ WUXGA+ 1,260×2,730 Pro IGZO OLED ブルーライトカット 最大240Hz | 約6.39インチ FHD+ 1,080×2,340 Pro IGZO OLED ブルーライトカット 最大240Hz | 約6.6インチ WUXGA+ 1,260×2,730 Pro IGZO OLED 最大240Hz |
アウトカメラ | 19mm 約4,720万画素 F1.9 電子式手ぶれ補正 1インチセンサー 14chスペクトルセンサー | 23mm 約5,030万画素 F1.9 1/1.55インチセンサー 17mm 約1,300万画素 F2.3 | 19mm 約4,720万画素 F1.9 電子式手ぶれ補正 1インチセンサー |
インカメラ | 27mm 約1,260万画素 F2.3 | 26mm 約800万画素 F2.0 | 27mm 約1,260万画素 F2.3 |
Wi-Fi Bluetooth | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax Bluetooth 5.3 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax Bluetooth 5.3 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax Bluetooth 5.3 |
バッテリー容量 | 5,000mAh (ワイヤレス充電対応) | 4,570mAh (ワイヤレス充電対応) | 5,000mAh (ワイヤレス充電対応) |
生体認証 | 画面内指紋 (Qualcomm 3D Sonic Max) 顔認証 (マスク対応) | 指紋 顔認証 (マスク対応) | 画面内指紋 (Qualcomm 3D Sonic Max) 顔認証 (マスク対応) |
接続端子 | USB Type-C イヤホンマイク端子 | USB Type-C イヤホンマイク端子 | USB Type-C イヤホンマイク端子 |
防水 防塵 耐衝撃 | IPX5・IPX8 IP6X 非対応 | IPX5・IPX8 IP6X MIL規格対応 | IPX5・IPX8 IP6X 非対応 |
スピーカー | ステレオ | ステレオ | ステレオ (高音域) |
デザイン
カメラが中央に配置されたデザインは過去から変化なしですが、Proはカメラバンプ部が更に大型化されています。
また、誤差レベルではありますがベゼルが狭くなっている可能性があります。詳細なサイズは発表されていません。(2023/05/11)
変更・進化点
今年のモデルの最も大きな変更点はハイエンドモデルの『R8 Pro』とメインモデルの『R8』の2つに分かれたことで、『Pixelシリーズ』のような分け方になったことが特徴的です。大きな違いはカメラ構成と画面サイズになります。以下に変更点をまとめていきます。
SoC、処理性能の進化
正直なところ、スペック的に大きな変化は見られないです。『Snapdragon 8 Gen2』へのSoC変化が一番大きく、その他14CHスペクトルセンサーや変化の少ないブルーライトカット機能が搭載されました。カメラ構成やバッテリー容量自体に変更はありません。
R8 Pro | R8 | R7 | |
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 3.18GHz + 2.8GHz + 2.0GHz | Snapdragon 8 Gen 2 3.18GHz + 2.8GHz + 2.0GHz | Snapdragon 8 Gen 12.9GHz + 1.7GHz |
RAM メインメモリ | 12GB LPDDR5X | 8GB LPDDR5X | 12GB LPDDR5 |
ROM ストレージ | 256GB UFS4.0 microSDXC(最大1TB) | 256GB UFS4.0 microSDXC(最大1TB) | 256GB UFS3.1 microSDXC(最大1TB) |
また、ストレージ種類がUFS3.1から4.0に変更され、最大70%速度が向上しています。(R8は8GB RAM)
ディスプレイ R8は退化
次にディスプレイ機能、ProIGZO OLEDディスプレイはそのままに、『変化の少ないブルーライトカット機能』が追加されています。しかしながら、無印(R8)は多くの点において機能が削減されており、『Sense7 Plus』相当になっています。リフレッシュレート240Hzは同じですが、解像度、コントラスト比、ピーク輝度においてコストダウンが図られています。解像度は密度への影響が大きくななそうな点から良いとしても、輝度の差は必ず大きく、アウトドア環境等での差が躊躇に現れることが予想できます。
ディスプレイ | 約6.6インチ WUXGA+ 1,260×2,730 Pro IGZO OLED ブルーライトカット 最大240Hz 最大2000nit | 約6.39インチ FHD+ 1,080×2,340 Pro IGZO OLED ブルーライトカット 最大240Hz最大 1300nit | 約6.6インチ WUXGA+ 1,260×2,730 Pro IGZO OLED 最大240Hz 最大2000nit |
【R8 Pro】スペクトルセンサー搭載でより自然な色合いに
紹介画像の通りですが、スペクトルセンサーを搭載することにより色認識機能が向上しています。
【R8】カメラはSense7と同等に??
メインモデルのR8ですが、カメラ機能は正直なところ退化しています。
ライカブランドこそついていますが、センサーサイズと画素数を見る限り、使用しているセンサー自体はSense7と同等になっていることが予想できます。
R8 Pro / R7 | R8 | Sense7 | |
アウトカメラ① 焦点距離(画角) センサーサイズ | 約4,720万画素F1.9 19mm 1インチ | 約5,030万画素 F1.9 23mm 1/1.55インチ | 約5,030万画素 F1.9 23mm 1/1.55インチ |
アウトカメラ② | 約190万画素 測距用センサー | 17mm 約1,300万画素 F2.3 [超広角118°焦点距離17mm*1相当] | 15mm 約800万画素 F2.4 |
インカメラ | 27mm 約1,260万画素 F2.3 | 26mm 約800万画素 F2.0 | 27mm 約1,260万画素 F2.3 |
また、共通点になりますがHDRでの連写処理速度が向上しています。
まとめ/変更点をおさらい
共通
- 性能向上 (8 Gen1→8 Gen2)
- ストレージ規格進化 (UFS3.1→4.0)
- ブルーライトカット機能進化 (色味変化減少)
- HDR連写処理速度向上
- 排熱機能向上
R8
- コンパクト化 (6.6→6.4)
- 電池容量減少 (5,000→4,570mAh)
- センサーサイズ変更 (1→1/1.55)
- MIL規格対応
- 軽量化 (約200g→170g台)
R8 Pro
- ベゼルレス化?
- スペクトルセンサー搭載 (色認識機能向上)