楽天モバイル『1GBまで無料』終了のお知らせ。既存ユーザーは見直しを。【楽天メールも開始】

いつか来るだろうと思ってはいましたが、思ったよりも早くこの時が来てしまいました。改悪のお知らせです。

楽天モバイルは5月13日、新サービスの発表会の場において『Rakuten un-limit Ⅶ』を発表し、併せて通信料金を改定しました。また、ひっそりとキャリアメール開始も発表されています。

新サービス、変更内容

「1GBまで0円」廃止

新:UN-LIMIT Ⅶ新:UN-LIMIT Ⅵ
~1GB1,078円0円
~3GB1,078円1,078円
~20GB2,178円2,178円
20GB~3,278円3,278円
プランの概要

楽天モバイル最大の特徴であった「1GBまで0円」は廃止になり、今後の最低料金は「3GBまで1,078円」になります。注意点として、この改定は既存ユーザーにも適用(9月1日から)されますので、現時点で契約しているすべての人が、2022年7月以降は最低でも1,078円の支払いが必要になります。電話回線代わりに使用している人や、契約だけして放置している人は見直しをした方が良いかもしれません。

なお、9月1日から10月31日までの間、1GBまでの通信量であった場合は、1,078円+ユニバーサルサービス料分の期間限定ポイントが毎月還元されるということで、10月中までの料金は「実質0円」で利用できます。(ただし、11月末まで使わないといけない)

2021年1月に開始された月額0円というプランは、単なる新ユーザーの取り込み策であり、商売として成り立たせるためにはいずれ終了することだろうというのは明白でした。ただ、今回1年程度で終了と、思ったより早く終わったなといった感じです。最近決算発表がされていましたが、予想をはるかに上回る赤字額だったのもあるのではないでしょうか。

しかしながら、無料プランで囲い込んで、それを勝手に変更するのはいかがなものでしょうか。新規ユーザーは有料化などは分かりますが、既存ユーザーまで変更するのは少しおかしいというか、何かしらの問題に引っかからないのか心配です。

楽天市場でのポイント還元を強化…

変更点2つ目としては、楽天市場での楽天モバイル利用特典が強化されます。

これまでは楽天モバイル利用で楽天市場でのポイント還元が「+1倍」でしたが、更に「+1倍」され、ダイアモンド会員(楽天市場買い物額&量などでランク付けされるもの)であれば更に「+1倍」されます。

分かりづらいので、一例として1,000円、1%の商品を購入した場合のポイント還元の変化を表にします。

条件:楽天カード利用、楽天モバイル契約、ダイアモンド会員(楽天カード所有でないとなれない)

還元ポイント数
旧:UN-LIMIT Ⅵ40ポイント
新:UN-LIMIT Ⅶ60ポイント

「+〇倍」という言葉、非常に分かりにくいと思うのは私だけでしょうか。PayPayなどのように「〇%」表記の方が分かりやすいです。(きっと「+倍」の方が多くポイントが付くと思わせることができると考えているのでしょうね…)

なお、注意点として、これは『SPUへの追加』では無いということで、最大の還元額は毎月1000ポイント、期間限定ポイントでの進呈とのことです。また、エントリーが必要ですので、何もせず還元量が増えるものではありません。(多分毎月エントリーしなければならない?)

電話かけ放題オプションが拡充

月額1,100円(税込)で使用可能な、「OS標準電話アプリで10分まで通話かけ放題」オプションですが、料金はそのままで、「15分」までかけ放題になります。

データチャージ料金値上げ(パートナー回線)

auの電波帯を利用したパートナー回線のデータチャージ料金が改定されます。

税込価格現行新料金
1GB550円660円
2GB1,100円1,320円
3GB1,650円1,980円
4GB2,200円2,640円
5GB2,750円3,300円

20%の値上げになります。

その他内容

楽天の各種サービスの割引特典を受けることができます。

やっとキャリアメール提供開始

遅れに遅れて「楽天メール」の提供が開始されます。7月1日からの開始予定とのことで、「Rakuten Link」アプリのインストールが必要になります。

ドメインは「@rakumail.jp」です。ラクメール。

7月1日からサービス開始

2022年7月1日(金)から提供開始予定で、現行ユーザーも同日に自動で移行されます。

今回発表された『Rakuten UN-LIMIT Ⅶ』、まるでバージョンアップしたかのようなプラン名がついてはいますが、低容量ユーザーにとってはあまり嬉しいものではありません。

楽天ポイント関連の拡充も図ってはいますが、最近はSPUの条件変更や進呈条件の変更などといった改悪的な変更も行われおり、このポイント加算特典も一時的なものではないかとも思ってしまいます。

低容量プランとして見ても「3GBまで1,078円」という数字は特に安いというわけでもなく『LINEMO』のミニプランや『Povo』とほぼ同等です。5Gのエリアの広さやつながりやすさを考えると、これら二つの方が個人的にはおすすめです。しかしながら、通話が無料でできるという圧倒的なメリットがある点も忘れてはいけないです。

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