『arrows N (F-51C)』…FCNTからバランスの良いミッドハイスマートフォンが登場。Sense7と同じセンサー?
2020年の『arroes 5G』以降、最近はまともにハイエンドモデルをリリースしていないarrowsシリーズ。かつては日本国内でもトップクラスの人気がありましたが、現在は高齢者などの超ライトユーザー向けスマートフォンを出すメーカーとして上手くやっているようです。
そんなarrowsから久々のミッドレンジモデルが登場しました。モデル名は『arrows N』で、これまでの『X』→『NX』でしたが、今回は『X』の文字がなくなりました。docomoから発売予定です。
ハイライト
- メモリ8GB
- Snapdragon 695 5G
- 環境に配慮した素材を使用
- 120Hz有機ELディスプレイ
- 5,000万画素カメラ
非常にバランスの良いスペックかつ、随所にハイエンド級の仕様を備えています。個人的にはこれまでのarrowsの中で最も魅力的に思えるようなミッドハイモデルです。
スペックシート
arrows N | |
---|---|
初期OS | Android 12 (最大3回のアプデ) |
SoC | Snapdragon 695 5G |
Antutuスコア | 約30万点 |
メモリ | (仕様不明) 8GB |
ストレージ | (仕様不明) 128GB |
ディスプレイ | 6.24インチFHD+ 有機EL (2,400×1,080) 120Hz対応 |
背面カメラ | 標準:5,030万画素 F/1.88 超広角:810万画素 F/2.2 |
前面カメラ | 1,240万画素 F/2.24 |
動画撮影機能 | 1080p 30fps |
ネットワーク | Bluetooth 5.1 IEEE802.11 a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) eSIM |
5G | 対応 (Sub6) |
eSIM | 非対応 |
バッテリー 充電機能 | 4,600mAh PD充電 劣化防止(最大4年の電池持ち) |
セキュリティ | 側面指紋認証 顔認証 |
その他機能 | ステレオスピーカー(上下) イヤホンジャック搭載 |
防水 防塵 | IPX5、IPX8 IP6X MIL規格準拠 |
おサイフケータイ | 対応 |
『AQUOS Sense7』と似たようなスペック構成です。カメラの画素数も同機種と同じなので、同じセンサーを使用している可能性が高そうです。SoCには『Snapdragon 695』、メモリ8GBで十分すぎるスペック構成です。指紋認証は側面についています。個人的には遅い&精度が悪い画面内指紋認証が嫌いなのでとてもうれしいです。
microSDに非対応という点はFCNTにしては珍しいです。
「環境に優しい」が前面に
エシカルなんて言葉をよく聞きますが、環境への配慮も大きな特徴として取り上げています。
本体の重量比約67%の部分にリサイクル素材(再生プラスチック、再生アルミニウム)を使用しているとのことで、そのうえでそれを感じさせない洗練されたデザインになっているとのことです。
また、再生可能な紙を使用した環境にやさしいパッケージを採用することで、資源として簡単に回収ができるようになっているとのことです。印象としては『WF-1000XM4』の包装の感じが近いですね。個人的にパッケージは捨てない派なので、高級感のあるものだと嬉しいのですが、時代的にそんなことは言ってられないという感じでしょうか。
デザイン
マットなカラーでとても落ち着いた印象です。カラバリは3色で、ブラッシュネイビーはドコモオンラインショップ限定です。
シンプルかつ飽きの来ないデザインです。ディスプレイ面のベゼルもそれなりに狭く、スタイリッシュさも兼ね備えています。右側面に電源ボタンと指紋センサー、音量ボタンが搭載されています。イヤホンジャックはありません。
カメラ
背面カメラ | 仕様 |
---|---|
標準 | 5,030万画素 F/1.88 1/1.55インチセンサー(予想) |
超広角 | 810万画素 F/2.2 |
標準(広角)レンズにはこれまででトップクラスに大型かつ高画素なセンサーを使用しています。「従来比約1.65倍」という記載があり、この従来というのが『arrows NX9』の4,850万画素センタサーを指しています。このセンサーは1/2インチのものでしたのでこの1.65倍は1/1.5インチの程度になると思われます。この点から、『AQUOS Sense 7』と同じセンサーではないか?と思います。
また、これまでに引き続き、「Adobe Photoshop Express モード」を搭載しています。
カメラの評判がお世辞にも良いとは言えないarrowsシリーズですが、このモデルではどれほど他社に追いつくことができるのでしょうか。