液タブとして使える?と噂のモバイルモニター『‎Visual Beat 13.3インチディスプレイ』を紹介

液タブ界に革命がおこるかもしれません。Amazonで販売されている『‎Visual Beat』のタッチ対応13.3インチモバイルディスプレイがあんなことやそんなことで面白い使い方ができるとのことですので衝動で購入してみました。

今回購入したモニターはこちら。価格は21,999円ですが、7/31まで7,000円オフのクーポンが配布されていますので14,999円で購入することができます。(急な終了や延長の可能性もあります)

型番は「R13PMT01」とのことで、13.3インチのバッテリー非搭載タイプです。

R13PMT01
解像度1920×1080
タッチ10点
パネル種類IPS
視野角178°
色域sRGB 100%
コントラスト比1000:1
リフレッシュレート60Hz
平均輝度400nit
映像インターフェースMini HDMI
Type-C
その他インターフェースType-C(給電用)
3.5mm
消費電力5~15W

こちらが本体説明書に記載のある仕様になります。

開封

早速開封していきます。

シンプルな箱です、空けると付属品類が出てきます。

付属品は以下になります。

  • 取扱説明書
  • クロス
  • Type-C-Cケーブル
  • Type-C-Aケーブル
  • MiniHDMI-HDMIケーブル

変な位置におしゃれなロゴが張り付けられています。あまりにもおしゃれでしたのではがしてみました。

あらら

「Lenovo」の文字が出てきました。

それもそのはず、このディスプレイ、「ThinkPad X1 Yoga」「ThinkPad Yoga」などのタッチ対応Yogaシリーズのディスプレイを流用していると思われます。インカメラやセンサーが収まりそうな微妙な穴など、2019年までのX1 Yogaのディスプレイを見てみるとデザインがほぼ同じであることが分かります。

このディスプレイが新品なのか中古なのかはわかりませんが、ディスプレイの仕様としては信頼できます。

説明書は簡素なもので、ボタンの使用方法やディスプレイ設定についての記載が詳細になかったです。

ポート配置やボタン配置は上記の画像のようになります。スピーカーが背面に一つのモノラルのように見えますが、側面に二つある穴からステレオで聞き取れました。音質自体は良いとは言えませんが悪くもありません。極めて標準的です。

スピーカー穴

操作方法

電源ボタン、スティックボタンがありますが、操作方法は以下になります。

電源オンオフ電源ボタンを5秒
入力切替電源ボタンを押す
戻る電源ボタンを押す
決定スティックボタンを押し込む
設定を開くスティックボタンを押し込む
スピーカー音量設定スティックボタンを上に
100段階
輝度設定スティックボタンを下に
100段階
上から、電源ボタン、スティックボタン、イヤホンジャック

日本語も選択可能

言語設定で日本語に変更することもできます。完全には翻訳しきれていない箇所がそれなりにあり、かつ翻訳自体も機械翻訳なので英語のほうが見やすく感じました。

液タブとして使ってみたい

ワコムAESペンを用意する

今回のベースモデルはLenovo「Yoga」シリーズとされています。このモデルはWacomのAES方式(アクティブ静電方式)での筆圧検知に対応していたモデルになります。このモデルのディスプレイを流用しているとすれば、ドライバさえ用意できればペンも使用可能になってしまうわけです。

そんなわけで、AES対応のペンを用意してみます。

対応しているペンとしてはワコム純正モデルやLenovo用のものなど、3000円から6000円程度で様々ありましたが、今回は使用できなかった場合のリスクを考えてできる限り安いモデルを探しました。

筆者がフリマサイトを含めて探した結果、東芝の『AES Stylus with 2 side switch (IPCZ131A)』にたどり着きました。PayPayフリマにて約1,600円で販売されています。(2022年7月20日時点)

こちらがそのペンになります。単六電池が1本必要であることには注意が必要ですが、大抵の家電量販店であれば取り扱いがあるのであまり問題にはならなさそうです。

ドライバを用意する

ペンがあってもドライバがなければ戦はできません。ということで、ワコムの公式サイトから専用ドライバを用意します。

Lenovo Wacom コンポーネント ドライバー Windows 10 (64bit) – Yoga Book C930 – Lenovo Support UA

レノボからドライバを用意しても問題ありません。

つなげ方を考える

当然のことながら、映像出力のみを行うHDMIケーブルのみではタッチ&ペンで使用することができません。利用する場合は『Type-C接続』もしくは『HDMI&Type-C』での接続が必要です。この場合、前者はType-Cで映像を出力できる『DisplayPort AlteMode』に対応したパソコンが必須ということです。

  1. Type-C(DP Alt)
  2. HDMI & USB

この、『DisplayPort AlteMode』に対応した機種はほとんどがノートパソコンで、デスクトップパソコンではType-C出力があり、USBと映像出力を同時にできるグラフィクボードを搭載したモデルのみになります。

RX6800の例

ノートパソコンでつなげてみたが…

私が使用している『Inspiron 13 5310』にはDisplayPort AlteModeが搭載されているType-C端子があることから、ケーブル1本で接続することができました。

ドライバも正常にインストールされ、ペンも認識しています。実際にペンを使用してみると、「ペンのボタンを押しながらでないと書き込めない」ことが分かりました。これはペンとの相性によるかもしれません。今後別のペンでも試してみようと思います。

デスクトップパソコンで使用する際の注意点

デスクトップパソコンを『HDMI&USB』でつなげてみましたが、ペン出力を正常に行うためにはモバイルモニターをメインディスプレイに変更する必要があります。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です