『AQUOS Sense 4』シリーズ向けにAndroid12アップデートが提供開始。更新内容まとめ。
2020年発売のSHARP製ハイコスパスマートフォン『AQUOS Sense 4』シリーズ向けに「Android 12」へのメジャーバージョンアップを含む大規模なアップデートが2022年5月9日より開始されました。今回は更新内容を紹介していきます。
2021年に「Android11」へのアップデートが提供されたこの機種ですが、今回の更新をもって2回目になります。果たしてAndroid 13の提供は今後あるのでしょうか…
今回の更新対象は以下の機種になります。
- AQUOS Sense 4
- AQUOS Sense 4 Lite
- AQUOS Sense 4 Basic
「Plus」への提供は準備中です。
アップデート内容
基本的にはAndroidのメジャーアップデートによるUI変更やセキュリティ機能向上が主なものになりますので、ここではAQUOS独自で変更が行われるポイントを記載していきます。
全体的にAQUOSSense6等の後継機種に搭載されていた機能の追加が多く、内容としては比較的盛りだくさんです。
Android12の共通的な変更点
- カメラ/マイクの使用時、画面右上にアイコンが表示されるように(セキュリティ向上)
- 位置情報の制度変更(セキュリティ向上)
- スクロールスクリーンショット
- クイック設定パネルのデザイン変更(WiFiオフが面倒に)【対処方法】
- 新しいMaterialデザイン(Material You)
- 全体的な挙動、UIの変更
- 「輝度をさらに下げる」機能の搭載
ナビゲーションバーに関する変更
『ナビゲーションバーを隠す』ことができなくなります。Android11までは、[設定]→[ディスプレイ]からナビゲーションバーの表示非表示設定が可能でしたが、Android12から常時表示になります。
AQUOS便利機能→AQUOSトリックに
AQUOSの独自機能を紹介するアプリである「AQUOS便利機能」が、「AQUOSトリック」に名称を変更し刷新されています。Android12に対応した新機能の紹介もありますのでここで一度確認してみるもの良いでしょう。
Payトリガーの拡充
指紋センサーの長押しによって特定のアプリを起動させることができる「Payトリガー」という機能ですが、この「特定のアプリ」を最大16個まで割り当てられることができるようになります。
Smart Home HUB提供
スマート機能に対応したSHARP製家電をクイック設定パネルから操作可能になります。当然他社製家電との連携はできませんが、家をシャープで染めている方にとっては非常に利便性の高い機能です。
ゲーミングメニューの機能追加
ゲーム向け機能も追加です。一つ目として、「エッジコントロール」というタッチに反応しないエリアを設定することで誤操作を防止する機能になります。この範囲は自由に設定可能です。
また、フローティングボタンを配置することができるようになり、素早く攻略サイトなどの画面に遷移できるようになります。
ロック画面の顔認証のシステム変更
これまでの顔認証は画面消灯から4時間が経過すると使用できなくなっていました。Android12では、この4時間制限にかかわらず顔認証を使用することができるようになります。最近はバーコード決済アプリも増えてきていましたので、ここでどのアプリを使用するかを選べるようになるのは便利です。
ダイナミックカラーは非対応
今後のアップデートで搭載されるかは不明ですが、現時点でのAndroid12の大きな特徴の一つであるダイナミックカラーは非対応になります。
ダイナミックカラーとは、壁紙の色合いをもとに自動的にフォントやアイコン、アクセント等、UIのカラー設定が変わるもので、当初はPixelシリーズ限定で提供され、最近になって他機種にも解放された機能になります。
その他
- Bluetooth『TrueWireless Stereo Plus』非対応に
- かんたんモードのアイコン形状変更機能の削除
- 通話画面のメニューボタンの挙動変更
- ステータスバー上の『アラーム』『バイブレーション』アイコンが非表示に
- セキュリティパッチの更新(キャリアによる)