32インチ以下、YouTube・PrimeVideoなどが見れるスマートテレビが欲しい【機種まとめ】
こんにちは。このサイトでは初の家電系記事です。テレビが大好きな筆者です。
一人暮らしワンルームや、自室用としてTVを購入するとすれば、部屋の畳数などを考えると多くが24~32インチになるはずです。昔はリビングルームでも32インチや37インチなどが主流でしたが、パネルの低価格化やベゼルレス化に伴って大型化が進んでいます。現在だと49~65インチくらいが主流でしょうか。10年前から考えると想像もつかないサイズ感です。
スマートTVはもはや標準的だが…
そんな近年のテレビですが、「スマートTV」と言われる、インターネットに接続することでネット動画などを楽しめる地上波だけではないテレビが流行りつつあります。特に最近のリビング向けサイズ(49インチ以上)ではこの機能がほとんどといっていいほど搭載されており、Android TV(Google TV)と呼ばれるOSを搭載しているSONYの「BRAVIA」、SHARPの「AQUOS」などが良い例です。
小型モデルでは少ない
話を本題に戻しましょう。先に述べた通り、インターネットに機能を搭載したテレビはリビング向けサイズが多く、~32インチ以下では現在でも搭載する機種を見かけることは少ないです。家電量販店で並んでいる小型TVを見てみると、PanasonicやSHARP、TOSHIBAなどの大手メーカーのものが良くありますが、機能はシンプルなものがほとんどです。
今回はそんな画面サイズが小型なテレビの中で、「Youtube」「Amazon プライム」「Tver」「NETFLIX」「UNEXT」などのインターネット動画を視聴できるモデルを正直に評価しながらまとめていきます。
※「Fire Stick」「ChromeCast」でいいじゃん、は禁止ワードになります。重々承知しております。
国内大手メーカー
まずは国内大手メーカーをまとめていきます。現行モデルをメインにみていきますが、「Panasonic」「三菱」「SHARP」、準大手として、「アイリスオーヤマ」から32インチ以下のスマートTVは販売されていません。
【32インチ】SONY BRAVIA W730Eシリーズ
型番 | KJ-32W730E KJ-43W730E |
発売年 | 2017 |
メーカー | SONY |
サイズ展開 | 32インチ、43インチ |
解像度 | フルハイビジョン (FHD)1920×1080 |
高解像技術 | X-Reality PRO |
チューナー数 | 地上波:2 BS・CS:2 |
映像入力端子 | HDMI:2 ビデオ端子:1 |
OS | 独自OS |
対応機能 | Youtube、Youtube KIDS、NETFLIX |
Wi-Fi | IEEE802.11n/g/b(2.4GHzのみ) |
相場価格 (2022年5月現在) | 32インチ 約50,000円~ 43インチ 約70,000円~ |
SONYのBRAVIAから、「Youtube」が視聴できる最小モデルです。画面サイズは32インチと43インチで、後者にのサイズになると一気に選択肢が増える印象があります。画面解像度はFHD(フルハイビジョン)で、32インチでは一般的です。しかしながら、後述する機種にはHD(ハイビジョン)のものも多くあるので、解像度の高さと高解像度技術による画質はかなり良い部類に入ると思われます。
Wi-Fiは2.4GHz帯のみ使用可能です。対応サービスは「Youtube (KIDS)」「NETFLIX」のみで、AndroidTVなどではないため後からアプリを追加することなどはできません。AmazonプライムやTVerは単体では視聴できないということです。現行モデルでありながら発売が2017年と古いため、最近の配信サービスがごっそり抜けてしまっているのは辛いです。そろそろ次期モデルが出てきてもおかしくないかもしれません。
価格は約5万円~で、32インチのテレビとしてみた場合、比較的高価です。対応しているサービス等も鑑みればコストパフォーマンスは悪い部類に入ります。
評価 (5点満点) | |
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画質 | ★★★★☆ |
機能 | ★★☆☆☆ |
価格 | ★★☆☆☆ |
【24、32インチ】 TVS REGZA V34シリーズ
型番 | 24V34 32V34 40V34 |
発売年 | 2020 |
メーカー | TVS REGZA (元 東芝映像ソリューション) |
サイズ展開 | 24インチ、32インチ、40インチ |
解像度 | 【24、32インチ】 ハイビジョン (HD)1366×768 【40インチ】 フルハイビジョン (FHD)1920×1080 |
高解像技術 | レグザエンジン Power Drive |
チューナー数 | 地上波:2 BS・CS:2 |
映像入力端子 | HDMI:2 ビデオ端子:1 |
OS | 独自OS |
対応機能 | Youtube、Primeビデオ、NETFLIX、ABEMA UNEXT、Paravi、Disney+、Hulu、… |
Wi-Fi | IEEE802.11n/g/b/a/ac(Wi-Fi5) |
相場価格 (2022年5月現在) | 24インチ 約30,000円~ 32インチ 約36,000円~ 40インチ 約45,000円~ |
私的にはREGZAを国内大手メーカーに分類していいのかわかりません。ブランドこそREGZAですが、現在の会社は中国の「海信视像科技股份有限公司(ハイセンス)」の傘下にあり、社名は「TVS REGZA」というものです。言うなれば、東芝ブランドの名を借りたハイセンスのテレビ、と言っても過言ではないのかもしれません。ちなみに、ハイセンスは世界第3位のテレビメーカーで、日本国内外では圧倒的な知名度を誇るものなので心配には及びません。
しかしながら東芝の精神はしっかりと引き継がれており、レグザエンジンの搭載、見やすい番組表、充実した録画機能など、日本人向けな使いやすいものになっています。サポートも充実していますので、あまりメーカーにこだわる必要はないと思います。
画面サイズは24インチ、32インチ、40インチです。価格は3万円~(24V)と比較的安価で、独自OSで後からの機能追加は不可ですが、対応しているネット動画サービスが多いのも特徴です。TVerは視聴できません。解像度はHD(ハイビジョン)ではありますが、40インチはFHDです。全体的な機能的にはSONYの上位互換とも言えるもの、5GHzのWi-Fi対応などなどコストパフォーマンスも良いモデルです。
評価 (5点満点) | |
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画質 | ★★★☆☆ |
機能 | ★★★☆☆ |
価格 | ★★★★☆ |
ヤマダデンキ独占メーカー
【32インチ】 FUNAI Fire TV
型番 | FL-32HF140 |
発売年 | 2022 |
メーカー | FUNAI、ヤマダホールディングス |
サイズ展開 | 32インチ (43以上も扱い有) |
解像度 | ハイビジョン (HD)1366×768 |
高解像技術 | ― |
チューナー数 | 地上波:2 BS・CS:2 |
映像入力端子 | HDMI:3 ビデオ端子:1 |
OS | Fire TV |
対応機能 | Youtube、Primeビデオ、NETFLIX、ABEMA UNEXT、TVer、Disney+、Hulu、DAZN… |
Wi-Fi | IEEE802.11n/g/b/a/ac(Wi-Fi5) |
相場価格 (2022年5月現在) | 約37,000円~ |
ヤマダデンキ独占販売、ヤマダとAmazon、異色のコラボレーションモデルです。これまで43インチ以上が発売されていましたが、4月になって32インチが追加されました。製造はFUNAIで、画面解像度はHD(ハイビジョン)です。このモデルの良い点として、「HDMI端子が3つ」「FireTV搭載」「Bluetooth対応」「TVerが見れる」といったところでしょうか。そのなかでも最大の特徴であるFireTVは、AndroidTVのAmazon版みたいなもので、これまでも発売されている「FireTV stick」が内蔵されているようなものです。アプリストアから機能を追加することができ、画面のキャストができることも特徴です。
実機を実際に操作してみましたが、ホーム画面などの動作はかなりサクサクで、高価なAndroidTVモデルと使用感は大差ありません。画質も32インチハイビジョンとしてみれば標準的です。なお、高解像技術は搭載されていません。リモコンがFireTVStickのアレとほとんど同じなのが面白いですね。悪く言えば普通のテレビに比べてボタンの1つ1つが小さいです。
ここまで2つのテレビを紹介していきましたが、機能面ではこれが一番充実しているのではないでしょうか。「Amazon Alexa」を搭載しているので音声で操作できるのも面白いポイントでおすすめです。
価格も3万7千円程度と比較的安価で、全国のヤマダデンキ店頭で実機を見ることができます。気になれば実際に画質や操作感を見てみるのも良いかもしれません。
評価 (5点満点) | |
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画質 | ★★☆☆☆ |
機能 | ★★★★★ |
価格 | ★★★★☆ |
海外大手メーカー
【32インチ】LG 32LX7000PJB
型番 | 32LX7000PJB |
発売年 | 2022 |
メーカー | LG |
サイズ展開 | 32インチ |
解像度 | フルハイビジョン (FHD)1920×1080 |
高解像技術 | α5 AIプロセッサー |
チューナー数 | 地上波:2 BS・CS:2 |
映像入力端子 | HDMI:2 ビデオ端子:0 |
OS | 独自OS (WebOS 22) |
対応機能 | Youtube、Primeビデオ、NETFLIX、ABEMA UNEXT、Paravi、Disney+、Hulu、DAZN… GeForce NOW (対応予定) |
Wi-Fi | IEEE802.11n/g/b/a/ac(Wi-Fi5) |
相場価格 (2022年5月現在) | 約38,000円~ |
有機ELでめちゃくちゃ有名メーカー、LGの32インチ液晶テレビです。2022年発売の最新モデルで、解像度はFHD(フルハイビジョン)です。このインチでは比較的珍しいHDRにも対応しており、他機種よりワンランク上の画質に期待できます。
こちらも文句のつけどころの見当たらない良機種です。Bluetooth対応でOSにはLG独自のWebOSを搭載しており、有名どころの動画配信サービスにはほとんど対応しています。また、「Miracast」にも対応しているので、スマホの画面をテレビに映すことも可能な上、Googleアシスタントなどの音声アシスタントを使用することもできます。AmazonやGoogleとの連携などを重要視しない場合は充分すぎる機能が搭載されています。
ゲームサービスである「GeForce NOW」に今後のアップデートで対応予定ということで、クラウド上でテレビからゲームをプレイすることができるようになるそうです。
なお、ビデオ端子(黄色)は搭載されていません。現在はHDMIが主流な上、DVDプレイヤーなどでしか使われない古い規格なので、無くてもあまり困らないと思います。
価格は約3万8千円前後と、搭載されている機能の割には安いです。
評価 (5点満点) | |
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画質 | ★★★★☆ |
機能 | ★★★★★ |
価格 | ★★★★☆ |
前モデルとして、『32LX6900PJA』があります。
【24、32インチ】Hisense A40G
型番 | 24A40G 32A40G 40A40G |
発売年 | 2021 |
メーカー | Hisense |
サイズ展開 | 24インチ 32インチ |
解像度 | 【24、32インチ】 ハイビジョン (HD)1366×768 【40インチ】 フルハイビジョン (FHD)1920×1080 |
高解像技術 | NEOエンジン2Ksmart |
チューナー数 | 地上波:2 BS・CS:2 |
映像入力端子 | HDMI:2 ビデオ端子:1 |
OS | 独自OS |
対応機能 | Youtube、Primeビデオ、NETFLIX、ABEMA UNEXT、Paravi、Disney+、Hulu、RakutenTV… |
Wi-Fi | IEEE802.11n/g/b/a/ac(Wi-Fi5) |
相場価格 (2022年5月現在) | 24インチ:約29,000円~ 32インチ:約30,000円~ 40インチ:約40,000円~ |
先に挙げた元東芝映像ソリューションの親会社、中国の「海信视像科技股份有限公司(ハイセンス)」製のテレビです。世界第3位のテレビメーカーで、海外では圧倒的な知名度を誇ります。
画面サイズは24インチ、32インチ、40インチで、24インチモデルは台座が中央に配置されています。このタイプはSONYのW730E以来で、テレビ台の幅が取れない時などに便利です。解像度はHD(ハイビジョン)で、高解像技術である「NEOエンジン2Ksmart」を搭載しています。
また、本当に数少ない24インチスマートTVです。
OSのプラットフォームとして「VIDAA」を使用しており、動画配信サービスとして「Netflix/Amazon Prime Video/ Disney+/YouTube/ABEMA/hulu/dTV/U-NEXT/Rakuten TV/Paravi/DMM.com/スカパー! on demand/TSUTAYA TV」に対応しています。TVerは現状非対応です。
Hisenseならではの特徴としては、メーカー保証が3年間ついている点で、有料で保証期間延長など必要なしに長く安心して使用することができます。
価格は安くて約2万9千円~で、これまで紹介してきた機種の中では最も安価です。画面解像度がFHDだとなお良しでしたが、この点を考慮してもこの価格は非常に良いですね。40インチも約4万円で購入できるので、コストパフォーマンスを考えるとこちらでも良いかもと思えるほどです。
32A45Gというモデルも存在しますが、これは流通ルートによる型番の違いで、性能や機能に差はないとのことです。
評価 (5点満点) | |
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画質 | ★★★☆☆ |
機能 | ★★★★☆ |
価格 | ★★★★☆ |
チューナーレス編
【24インチ】 ドン・キホーテ 情熱価格 スマートテレビ
型番 | TSM-2401F2K |
発売年 | 2021 |
メーカー | ドン・キホーテ |
サイズ展開 | 24インチ |
解像度 | フルハイビジョン (FHD)1920×1080 |
高解像技術 | ― |
チューナー数 | 地上波:非搭載 BS・CS:非搭載 |
映像入力端子 | HDMI:3 ビデオ端子:1 |
OS | Android TV (Android 9.0) |
対応機能 | Youtube、Primeビデオ、NETFLIX、ABEMA UNEXT、Paravi、Disney+、Hulu、RakutenTV… |
Wi-Fi | IEEE802.11n/g/b/(2.4GHzのみ) |
相場価格 (2022年5月現在) | 24インチ:約20,000円 |
様々なメディアで話題になった「チューナーレススマートテレビ」の24インチモデルです。解像度はFHD(フルハイビジョン)で、24インチではこれまで挙げてきた中で唯一になり、解像度の高さも特徴です。チューナーレスという名前の通り、地上波・CSの視聴は不可能です。実質的にはAndroid搭載のモニターといった感じでしょうか。Bluetoothにも対応、HDMI端子も3つ搭載しています。Wi-Fiは2.4GHz帯のみな点には注意が必要です。
地上波は視聴できない代わりに、これまでで初のAndroidTVを搭載しています。アプリの追加はもちろん、画面のキャストにも対応しています。テレビをほとんど見ないという人にはこれでも良いかもしれません。当然ながらNHKの受信料の支払い義務も契約義務もありません。
価格は2万円で、全国の主要なドン・キホーテで発売されています。チューナーレスだとしてもかなり安いです。
評価 (5点満点) | |
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画質 | 評価外 |
機能 | 評価外 |
価格 | 評価外 |