現在のところ日本国内での搭載機種は発売されていない（搭載予定はあります。）Qualcomm『Snapdragon 8 Ge n1』SoCですが、早くも改良モデルである『Snapdragon 8 Gen 1 +(Plus)』の発表の可能性が出てきました。

『8 Gen 1』では、4nmプロセスで製造され、前世代と比較してCPU性能が最大20％、GPU性能が最大30％向上しているとしています。電力効率はいずれも30％以上向上しているとのことですが、消費電力やワットパフォーマンスでは競合の『A15』や『Dimensity』などに劣るなどといったレポートもあります。

モデルの詳細

早くもこの改良版を準備しているとされるQualcommですが、『SM8475』というモデル番号、同じく4nmプロセスで投入される可能性があるとしています。また、CPUの製造元がSamsungからTSMCに変更されるともしています。製造メーカーにかかわらず、4nmプロセスは歩留まりが悪いとされており、供給が間に合っていないことからスマートフォン全体のフラッグシップモデルの発売スケジュールに影響を与えているなどの噂があります。その中でもSamsungは他社と比べて悪いという話もあり、TSMCに切り替えるというのは納得がいく話になります。

また、このSoCの発表と同時に『Snapdragon 700』シリーズの新型も出るとされています。

5月に各社から発売…

発表は2022年5月とされており、メーカーによってはこのSoCを搭載して販売する準備をしているとのことで、その中でも『Xiaomi』『OnePlus』『Motorola』が比較的早く搭載機種を発表するだろうとしています。Motorolaは日本国内で最初に販売される『Snapdragon 8 Gen1』搭載機種でありこのような動きは非常に速いです。

Xiaomi 12 Ultraに搭載か

Xiaomiのモデルは具体的な機種名まで述べられており、『Xiaomi 12 Ultra』がこのSoCを搭載して発表するとしています。

このようにとても速いペースで新SoCが発表されると、供給が後回しにされやすい弱小メーカーにとっては厳しいでしょうね。やっと新モデルを出したところでSoCは改良版が出ている状態など、近年の半導体不足に加えて大変な状況であることが推測できます。

SOURCE：Bestopedia