長らくWalkmanシリーズのメディアプレーヤー、音楽管理ソフトウェアは『Xアプリ』『Media Go』でしたが、2017年、後継ソフトウェアとして『Music Center for PC』が配信開始されました。

『for PC』とあるように、スマートフォン向けアプリである『Music Center』のPC版であり、近代的なUIとスタイリッシュなデザインで評価も上々と思いきや、案外そうはいかないといったのが実情です。

サジェストにも出てくる通り、微妙に使いにくい点が多少あり、Media goから削減された機能も見られます。

以下では、Music Centerとの機能比較とMedia Goのダウンロード方法をご紹介していきます。

『Music Center』は何が使いにくいのか

搭載している機能比較

まずは搭載している機能の比較ですが、これは配信元であるSONYの公式サイトに記載されていますので表にしてみます。

スマホへの転送ができない

これが私がMusic Center for PCを使わない最大の理由になります。Android WALKMANでも使えるのだからスマホで使えてもいいだろ！と声を大にして言いたいです。

悪評はVer.1時代のものでは？

搭載機能表を見てきましたが、全般的に『Media Go』が多機能であることがわかります。具体的に言えば動画や写真関連の機能が充実している点が特徴で、これは旧タイプの「NW-S10」シリーズや「A」シリーズにおいて動画や写真の再生機能がついていたからというのが大きな理由だと考えられます。しかしながら、近年は音楽再生に特化したものがほとんどでありこれらの機能は必ずしも必要ではない（SONYとしては提供する必要性が薄い）というのが実情でしょう。

しかしながら、かと言って『Music Center』が音楽的な機能で完全に優れているとは言えません。『再生待ちリスト』などは便利ではありますが、『歌詞編集機能』の非搭載や、表に記載されていない『カラオケ』機能、BPM表示機能『曲のムード(雰囲気)』などの機能が削減されています。

更に機能表を見ていくと、『Music Center For PC』はVer.2で大幅に更新されていることがわかります。

Ver.1の状態では完全にMedia Go劣化版、UI古臭い、ただのゴミという感じでしたが、Ver.2の更新による機能追加によってUI含めてかなり使いやすくなったとの評価が多いです。筆者自身、Ver.1の使いにくさからMedia goを使用していましたが、PCの買い替えを機にMusic Centerを再インストールしてみたところ、案外使いやすいことに気づきました。ただし、スマホへの転送ができない時点で即アンインストールです。

ここで感じたのが、使いやすさの評価は『Ver1の低評価を引きずっているのでは』ということです。

Media Goのダウンロード方法

サポート終了、第三者によって提供されているソフトウェアになります。インストールによる損害等の責任は負えませんので予めご了承下さい。

はじめに述べた通り、『Media Go』は『Music Center for PC』の配信をもって2017年にサポート、配信終了しました。そのため、残念ながら現在SONYの公式サイトからインストールすることはできません。当然のことですが、Windows11、2018年以降のWindows10での動作確認は公式でとれていません。

公式サイトのアーカイブからダウンロード

嬉しいことに、SONY公式サイトのWebアーカイブ先(下)からファイルをダウンロードすることができます。

画像の通り、ここをクリックしてのところからダウンロードを行ってください。

非公式配布サイトからダウンロード

他には、非公式の配布サイトでファイルをダウンロードできます。

ファイル名は「Mediago_setup.exe」、バージョンは「3.2.191」です。事前に改変等がされていないか入念にチェックの上インストールしてください。