ついに登場「AQUOS Sense6」シリーズの仕様まとめ

2021年9月、SHARPから恒例のAQUOS Senseシリーズの新機種が発表されました。
「AQUOS Sense6」になります。「6」ですが、6世代目というわけではなく昨年に発売された「4」「5G」からの連番での「6」という扱いになったと思われます。確かに「5」と「5G」が混同していたら紛らわしいですね。(Pixelシリーズは非常に紛らわしい)

2021年4月ごろに発表していた通り、すべて5G対応で4Gモデルは無い形になります。

まずは性能向上点をおさらい

  • 5G対応
  • 有機EL搭載
  • バッテリー容量変わらず軽量化、スリム化
  • カメラ性能の向上
  • RAMROM増量?

昨年モデルに比べて性能向上の幅は小さくなっているような気もしますが、逆に今までのモデルが十分すぎる仕様にまとまっているという裏付けでもあります。ここまでくると毎年のスペックアップが難しい段階に来てしまうなとも思います。

本体の画像を見るとかなりすっきりとした印象を受けます。あ、指紋認証が前面から無くなってますね。

昨年モデル、Sense4

スペックシート

発表時のものになります。

機種名 AQUOS Sense 6AQUOS Sense 4
サイズ152×70×7.9mm
156g
148×71×8.9mm
177g
OSAndroid 11Android 10
SoCSnapdragon 690 5GSnapdragon 720G
RAM4GB・6GB4GB
ROM64GB・128GB
(UFS2.2)
64GB
(UFS2.1)
ディスプレイ6.1インチ IGZO OLED
有機EL
2432×1080 FHD
5.8インチ IGZO液晶
2280×1080 FHD
アウトカメラ4800万画素 F1.8 26mm
800万画素 F2.4 15mm
800万画素 F2.4 53mm
1200万画素 F2.0 24mm
1200万画素 F2.4 18mm
800万画素 F2.4 53mm
インカメラ800万画素 F2.0 26mm800万画素 F2.0 26mm
ネットワークIEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.1
5G対応
IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.1
バッテリー容量4,570mAh4,570mAh
セキュリティ画面内指紋センサー
顔認証
指紋センサー
顔認証
防水防塵IPX5・IPX8/IP6XIPX5・IPX8/IP6X
おサイフケータイ対応 対応
発売先ドコモドコモ・au・SIMフリー

デザイン…更なるベゼルレスでスタイリッシュに。

有機ELディスプレイの採用、画面内指紋センサーの搭載によってかなりすっきりした印象を受けます。Sense4はお世辞もかっこいいとは言えませんでしたが、この機種はデザイン的にも最近のスマートフォンのお手本的な感じで良いイメージです。縦には1cmほど大きくなっています。横幅は-1mmです。縦長化は宿命なのでしょう。

また、バッテリー容量はほぼそのままにかなりの軽量化、薄型化を果たしています。これはすごい。

本体サイズSense 6Sense 4
厚み7.9mm8.9mm
重量156g176g

カメラ…ついに48MPセンサー搭載

三眼レンズの構成には変化ありませんが、メインレンズが4800万画素のセンサーに変更されています。ここでの光量2倍というのは4in1ピクセル機能でのものだと考えられます。(4つのピクセルを一つとして扱うことによって1200万画素相当とし、光量を集める機能)

以下に前モデルとのカメラ構成と仕様を比較した表を載せます。

レンズSense6Sense4
広角4800万画素 F1.8 26㎜ 1200万画素 F2.0 24㎜
超広角800万画素 F2.4 15㎜ 1200万画素 F2.4 18㎜
望遠 800万画素 F2.4 53㎜800万画素 F2.4 53㎜

広角レンズが4800万画素になった代わりでしょうか、超広角レンズの画素数はダウンしています。しかしながら、画角が更に広くなっているのでダイナミックさはアップしていると考えられます。望遠レンズの仕様に変更はなさそうですね。

ディスプレイ

ついにミッドレンジモデルにも有機ELを搭載してきました。上位モデルとほぼ同等のHDR再生対応、10億色表示対応の高精細高色域有機ELです。

仕様Sense 6R6
色彩諧調10億色10億色
Dolby Vison非対応対応
最高輝度1300nit2000nit
コントラスト比1300万:12000万:1
リフレッシュレート60Hz
(タッチサンプリング 120Hz)
240Hz

SoC・メモリ性能

SoCは前モデル(5G)と変わらず「Snapdragon 690 5G」を採用です。実際のところCPU性能はこのあたりで十分すぎる領域にあると思いますので、価格との兼ね合いを考えれば極めて妥当だと思います。無理に上のグレードを搭載しても費用対効果があまり良くないという判断でしょう。

Antutu性能は25万点ほどでしょうか。

また、今回からストレージ容量とメモリ容量に「64GB・128GB/4GB・6GB」という二種類の表記になっています。この点は非常に歓迎すべきポイントです。販路によって仕様が変更されるのではないかなと思います。
ちなみに、UFS2.2です。

まとめ

シリズの弱点を埋めてきた良モデル。価格次第だがきっと売れる。

Rシリーズが挑戦だとすればSenseシリーズは安定です。面白いスマートフォンが欲しいような方やガシェット好きな方からの目線はきっとRシリーズに向くと思われますが、そうだからこそ5年間も続いてきた人気があります。

ただ、有機ELの採用や画面内指紋センサー、5G対応SoCなど、価格もそれなりに上昇することが予想されます。その点でそうやって他社のモデルと競争していくかが気になります。

これは完全に個人的な意見なのですが、音量ボタンの位置高すぎませんか??

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