「Pixel 5」レビュー。Pixel3からの乗り換えレポート
ついにメインスマートフォンをPixel 3から乗り換えました。正直、次買うメインスマホもPixel シリーズで決まりだったうえ、Pixel4aでもいいかなとも思っていましたが、防水の有無でこの機種を選ぶに至りました。個人的にはホワイトカラーを継続して出してほしかったのですが、Sorta Sage(オリーブ色)を選択しました。結構いい色です。
スペック情報
Pixel5 | Pixel3 | |
---|---|---|
サイズ | 高さ:144.7 mm 幅:70.4 mm 奥行き:8.0 mm 151g | 長さ: 145.6 mm 幅: 68.2 mm 高さ: 7.9 mm 148 g |
初期OS | Android 11 | Android 9.0 |
バージョンアップ保証期限 | 2023年 | 2021年 |
SoC | Snapdragon 765G (2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz) Titan M | Snapdragon 845 (2.5GHz+1.6GHz) Pixel Visual Core Titan M |
Antutuスコア | 約29万点 | 約30万点 |
メモリ ストレージ | LPDDR4X 8GB 128GB | LPDDR4X 4GB 64・128GB |
ディスプレイ | 6インチFHD+ OLED (2340×1080) 19.5:9 コントラスト比1,000,000:1 90Hzディスプレイ gorilla glass 6 | 5.5インチFHD+ OLED (2160×1080) 18:9 コントラスト比 100,000:1 60Hzディスプレイ gorilla glass 5 |
ネットワーク | 5G(Sub-6) WiFi5 Bluetooth5.0 eSIM対応 | 4G WiFi5 Bluetooth5.0 シングルSIM |
背面カメラ | 標準:12.2MP F/1.7 視野 77°(26mm相当) 広角:16MP F/2.2 視野 107°(16mm相当) | 12.2 MP F/1.8 視野 76°(28mm相当) |
前面カメラ | 標準:8MP F/2.0 視野 83°(24mm相当) | 標準:8MP F/1.8 視野 75°(28mm相当) 広角:8MP F/2.2 視野 95°(20mm相当) |
動画撮影機能 | 背面 1080p(30、60、120、240 FPS) 4K(30、60 FPS) 前面 1,080p(30 FPS) | 背面 1080p(30、120 fps) 720p(30、60 fps) 4K(30 fps) 前面 1080p、30 fps |
バッテリー 充電機能 | 4,080mAh 有線18W充電 (USB-PD2.0) ワイヤレス充電 リバースチャージ | 2,915mAh 有線18W充電 (USB-PD2.0) ワイヤレス充電 |
セキュリティ | 指紋認証 | 指紋認証 |
その他機能 | おサイフケータイ ステレオスピーカー (側面&画面内) | おサイフケータイ Active Edge デュアル前面スピーカー |
防水 | IP68 | IP68 |
素材 | リサイクルアルミ (ワイヤレス充電部はプラスチック) | アルミフレーム ガラス |
5Gには対応しましたが、二年間の間がある割には性能の進化が大きいとは言えないうえ、SoCはSnapdragon800番台から700番台にダウングレードされています。しかし、自分にとってはPixel3の時点でバッテリー持ちの短さ以外不満はありませんでした。
先にお伝えすると、このスマートフォンはハイエンドモデルではなくミッドレンジモデルです。特に重いゲームをヌルヌルでやりたいわけでもないけどある程度のスペックをある程度の値段で購入したい。というようなユーザー向けのスマホです。3Dゲームを多くやりたい、というような人は「XPERIA 5ⅱ」や「iPhone12シリーズ」などを絶対お勧めします。
ハイスペックスマホ競争の時代は終わった言える今、ミドルハイのSnapdragon765Gで多くの人が充分満足できると思います。正直に言って、GPUをフル活用するゲームなどをやらない限り、Snapdragon800番台と比較しても普段の利用で感じる違いはほとんどありません。そのレベルまでスマートフォンのCPU性能は成熟してきているということです。
ただし、WIFI6(ax)には対応してほしかったですね。
デザイン比較
Pixel 4からデュアルレンズになったPixelシリーズですが、上記の画像のように並べてみるとかなり印象が違います。Pixel3は優しそうな印象ですが、Pixel5は最近のトレンドっぽい見た目となっています。
トリプルレンズではなくデュアルレンズです。Pixel4までの「標準+望遠」という構成から「標準+超広角」になりました。超広角レンズはPixelシリーズでは初搭載になります。
前面を比較してみました。本体サイズはほとんど変わらずのまま、大画面化を果たしました。左右方向のベゼル幅はほぼ同じですが、上下ベゼル幅が左右ベゼル幅とほとんど同じになったことで、近年のフラッグシップモデルらしい先進的な見た目になりました。ただし、仕方がないことだと思いますが、スピーカーの位置が前面×2から底面&ディスプレイ内に変更されています。
2つの番組で同じニュースの画面を表示させてみました。ドットが縦に増えた分の表示領域が増加しています。
ベゼル幅を比較してみました。Pixel5のほうが横ベゼルは少し太いように見えます。
このPixel5がiPhone以外で初めて上下左右のベゼルを無くしたスマートフォンなのではないでしょうか。今までの機種は全体的にベゼルレスでありながらも多くの機種において「アゴ」と呼ばれる下部のベゼルが残っており、少し不格好な印象でした。
この「アゴ」がないというのも唯一無二といっても良い特徴だと思います。
カメラ性能
Pixel3と比較
どちらも充分にきれいです。Pixel5のほうがコントラスト高めの印象で、全体的に色が濃く感じます。(空、道路の舗装)
その他作例
夜景モード(標準レンズ)
11月初旬の午後5時半頃の写真です。日も落ちており、一枚目の写真の明るさが現実に近いです。
夜景モード(広角レンズ)
センサーサイズが小さいせいか、ノイズがそれなりに目立ちます。