第12世代 『Fire 7』は何が変わった?前世代と比較
Fireタブレットシリーズの7インチモデルにも2019年以来3年ぶりの新モデルが登場しました。初代からさかのぼること12世代目ということで、相当長寿なモデルになりました。名称は『Fire 7』で、これまでと全く名前の違いはありませんので判別上『Fire 7(2022)』と表記していきます。
今回はデザインや性能、仕様等々を前モデルと比較しながらまとめていきます。
デザイン
ベゼル幅が均一に
1枚目(左)が2022年モデル、2枚目(右)が旧モデルになります。全体的なデザインの印象こそ違いはありませんが、ベゼルの縦を狭く、横を広くすることで均一なものにしています。背面のAmazonマークも縦から横になっています。
カメラの位置変更
カメラの位置が縦から横に変更になりました。カメラの位置が縦から横に変更になりました。8インチや10インチモデルはShowモードで横に置く際に正しい位置になるように横に配置していますが、本機種はShowモードに非対応です。
仕様
Fire 7 (2022) | Fire 7 旧モデル (2019) | |
---|---|---|
OS | Fire OS | Fire OS |
SoC | 2.0GHz 4コア | 1.3GHz 4コア |
RAM(メモリ) | 2GB | 1GB |
ストレージ | 16GB microSD:1TB(FAT32) | 16/32GB microSD:1TB(FAT32) |
ディスプレイ | 1024×600 | 1024×600 |
カメラ | イン/アウト 約200万画素 | イン/アウト 約200万画素 |
バッテリー持続時間 | 最大10時間 | 最大7時間 |
充電時間 | 約4時間 | 約4時間 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac デュアルバンド | 802.11a/b/g/n |
USB | USB2.0 Type-C | USB2.0 micro-B |
イヤホンジャック | 搭載 | 搭載 |
サイズ | 181×118×9.7mm 282g | 192×115×9.6mm 286g |
保証期間 | 1年 | 90日 |
本体サイズが少し小さくなり、重量も軽くなっています。
2022年の最低限スペックに
SoC、メモリなど、基本的な処理性能に当たる部分が大幅に進化しています。メモリは1GBから倍増の2GB、CPUは1.3GHzから2.0GHzへの大幅向上です。この辺りの仕様は上位モデルの『Fire HD8』と同じ構成になっていますので、ベンチマークのスコアもほとんど同等になるのではないでしょうか。
2019年のギリギリスペックから2022年のギリギリスペックまで持ち上がった印象です。
Wi-Fiはついにac(5)に対応し、デュアルバンドになりました。最高速度は2倍程度になるのではないでしょうか。
SDカードには注意
ストレージは16GBの1択のみですが、今後追加される可能性もあります。microSDにて1TBまでサポートしていますが、対応しているフォーマット形式がFAT32のみとのことです。128GB以上のカードはデフォルトでexFATでフォーマットされていることがほとんどなので、一度PCなどでフォーマットし直す必要があります。
Type-C対応
また、USBポートがMicroUSBからType-Cに変更になりました。ただし、急速充電には対応していない(最大5W)ので充電速度は変わらないです。
1年保証に
旧モデルでは90日であったメーカー保証期間が今世代では4倍の1年間に伸びています。安心度アップですね。ちなみにですが、FireHD8の保証期間は90日です。
今後のセール次第では有力な選択肢に
販売価格は6,980円(税込)~で、現在のところFireHD8との価格差はあまりない状況であり、同じ価格であれば画面サイズ的に8のほうがおすすめです。ただし、今後の期間限定セールなどで値段が下がれば非常にコストパフォーマンスの良いモデルになっていくのではないでしょうか。7インチならではのサイズ感と重量感も魅力的です。
専用カバーも販売開始されます。スタンド兼用のもので、これも上位モデルとほぼ同じとみて良いでしょう。