『Pixel 6a』のスペック情報 ・仕様・価格まとめ【超ハイコスパ】
発表までが長すぎて寝不足です。
2022年5月に開催された「Google I/O」にて、「Pixel Watch」などとともに発表されたスマートフォンです。「Pixel 5a」の直系後継機種で、「Pixel 6」シリーズの廉価モデルに当たります。
廉価版モデルではありますが、「ミッドレンジモデル」といえるのかが微妙な機種で、価格はミッドレンジ、処理性能はハイエンド級という、一言でいえば「コスパモンスター」なスマートフォンです。
価格はなんと449ドル。日本国内では53,900円です。こんなに安くていいんですか!?為替相場を考慮しても日本版は比較的安いです。
7月21日から予約開始、7月28日から販売開始です!
ちなみにですが、5/12までGoogleストアではGWセールが開催されており、「Pixel 6」が約60,000円から購入することができます。
スペックシート
※発表前のスペック情報です。正式発表後の情報と異なる場合があります。
Pixel 6a | Pixel 6 | Pixel 5a 5G | |
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発売時期 | 2022年夏 | 2021年秋 | 2021年 春 |
発売時のOS 現段階のOS | Android 12 | Android 12 | Android 11 Android 12 |
SoC | Tensor Titan M2 | Tensor Titan M2 | Snapdragon 765G Titan M |
メモリ (RAM) | 6GB LPDDR5 | 8GB LPDDR5 | 6GB LPDDR4X |
ストレージ (ROM) | 128GB UFS3.1 | 128GB/256GB | 128GB |
ディスプレイ | 6.1インチ FHD+ OLED 60Hz | 6.4インチ FHD+ OLED 90Hz | 6.2インチ 2340×1080 OLED 60Hz |
アウトカメラ | IMX363:1,220万画素(標準) IMX386:1,200万画素(超広角) | 5,000万画素 F/1.85(標準) 1,200万画素 F/2.2(超広角) LDAF センサー | 1,220万画素 F/1.8 1,600万画素 (超広角) F/2.2 |
インカメラ | IMX355:800万画素 | 800万画素 F/2.0 | 800万画素 F/2.0 |
WIFI Bluetooth | 802.11 a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) Bluetooth5.2 | 802.11 a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) Bluetooth5.2 | 802.11 a/b/g/n/ac (WiFi5) Bluetooth5.0 |
ネットワーク | 5G eSIM | 5G eSIM | 5G eSIM |
セキュリティ | 【画面内】指紋認証 | 【画面内】指紋認証 | 指紋認証 |
バッテリー | 4,410mAh 18W充電 | 4,614mAh 30W充電 ワイヤレス充電 | 4,620mAh 18W充電 |
USB | USB Type-C USB 3.1 Gen1 | USB Type-C USB 3.1 Gen1 | USB Type-C USB 3.1 Gen1 |
防水 | 対応 IP67 | 対応 IP67 | 対応 (撥水) |
サイズ | 152.2×71.8×8.9mm 178g | 158.6×74.8×8.9mm 207g | 156.2×73.2×8.8mm 183g |
デザイン
基本的には「Pixel 6」同様、カメラバーが特徴的なデザインを採用しています。
後述するスペック情報の通り、センサーサイズが小型化しているため、カメラバーも同時に細くなっています。
側面のデザインもPixel無印モデルとほぼ同様ですね。
ベゼル幅を比較してみました。画面サイズが違うのでこれが単純な比較にはなりませんが、「6a」のほうが細くてスタイリッシュに見えます。
Pixel 6a | Pixel 6 | |
---|---|---|
画面サイズ | 6.1インチ | 6.4インチ |
画面タイプ | 有機EL (OLED) | 有機EL (OLED) |
解像度 | FHD+ | FHD+ |
リフレッシュレート | 最大60Hz | 最大90Hz |
基本的には画面サイズを一回り小さくしたものです。リフレッシュレートは60Hzです。また、gorillaglass3が使用されています。
指紋センサーもディスプレイ一体のタイプです。
カラーは「Sage」「Chalk」「Charcoal」の三色展開です。「Sage」はPixel 5の「Soda Sage」以来です。この色結構好きなので復活は嬉しいです。
控え目だけど十分なカメラ…消しゴムマジックも使用可能
レンズ | Pixel 6a | Pixel 6 |
---|---|---|
標準レンズ | IMX363?:1,220万画素 F/1. | 5,000万画素 F/1.85 |
超広角レンズ | IMX386?:1,200万画素 F/2. | 1,200万画素 F/2.2 |
センサー系 | なし | LDAF センサー |
メインレンズのセンサーは「Pixel 5a」までのIMX363を使用するとされており、性能は落としながらもPixelのカメラ機能はフルで使えるといった、これまでのaシリーズの風潮から離れたものになりそうです。
消しゴムマジックやナイトモードなどのソフトウェア的機能は上位モデルと同様に使用できるとのこと。いやあ素晴らしいです。
また、LDAFセンサーが省略されています。
Pixel 6に比べると性能は劣るかもしれませんが、IMX363はPixel 3からPixel 5aまでの3年間以上の間最前線で使用されてきた、信頼と実績のセンサーです。
SoCはハイエンド
なお、SoCは上位モデルと同じTenserを搭載するとされており、この点でのコストパフォーマンスの高さが強みになりそうです。
Geekbenchのスコアも登場しており、非常に高いスコアを示しています。
セキュリティチップとして『Titan M2』も搭載しています。
価格&まとめ
日本国内での発売も予定されています。
価格は449ドル「53,900円」です。ハイエンドモデルでも使用されているTenser SoCがこの価格で使えるのは非常に良いですね。コストに対する性能の高さは中華スマートフォンを除けばトップクラスでしょう。これまでのaシリーズ非でも防水が「撥水」から「IP67相当の防水」に進化するなど、ますます文句のつけどころのないモデルになっています。ワイヤレスは非対応です。
また、Googleのエコシステムも最新環境で体験することができ、OSアップデートも最速で受け取ることができるのもPixelシリーズのメリットになります。
廉価モデルの中では非常に長い「5年間」のセキュリティアップデートの保証が付くのも魅力的です。
これまでの「a」シリーズは「SoC控えめだけどカメラはほぼ同等」といったコンセプトに感じていましたが、今作では「カメラは控えめだけどSoCはほぼ同等」という、逆のコンセプトになりました。しかしながら、カメラは決して近年モデルから劣るというものでなく、Googleのソフトウェアの力によって相当なクオリティになるでしょう。
Pixel 7もちらりと
Google I/Oでは2022年のハイエンドモデルである『Pixel 7』の情報が少しお披露目されました。
カメラがめちゃくちゃ目立つデザインです。