『XPERIA 1 Ⅳ』のスペック情報、価格まとめ。
2022年5月、ついにXPERIA 1シリーズの4世代目である『XPERIA 1 Ⅳ』(エクスペリア ワン マークフォー)が発表されました。6月以降発売予定とのことで、楽天モバイルを除く3キャリアから販売されます。
「4K 有機ELディスプレイ」「世界最速オートフォーカス」「世界最速20FPS連写」「世界初可変望遠レンズ」などなど、これまで3年連続で様々な「世界初・世界最強」の機能を搭載してきましたが、今年はどのような機能を搭載してきたのでしょうか。
スペックシート
XPERIA 1Ⅳ (マークフォー) | XPERIA 1Ⅲ (マークスリー) | |
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発売元 | docomo au Softbank | docomo au Softbank SIMフリー |
発売時期 | 2022年 | 2021年 |
発売時のOS 現段階のOS | Android 12 | Android 11 Android 12 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen1 | Qualcomm Snapdragon 888 |
メモリ (RAM) | 12GB | 12GB |
ストレージ (ROM) | 256GB・512GB | 256GB |
ディスプレイ | 6.5インチ 21:9 4K HDR 有機EL 120Hz駆動 | 6.5インチ 21:9 4K HDR 有機EL 120Hz駆動 |
アウトカメラ | 1,220万画素F/2.2(16mm) 1,220万画素F/1.7(24mm) 1,220万画素 F/2.3〜2.8(85mm〜125mm) 3D iToF センサー ZEISS T*コーディング | 1,220万画素F/2.2(16mm) 1,220万画素F/1.7(24mm) 1,220万画素 F/2.3・2.8(70mm/105mm) 3D iToF センサー ZEISS T*コーディング |
インカメラ | 800万画素 F/2.0 | 800万画素 F/2.0 |
WIFI Bluetooth | 802.11 a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) Bluetooth5.2 | 802.11 a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) Bluetooth5.2 |
ネットワーク | 5G eSIM | 5G eSIM |
セキュリティ | 【側面】指紋認証 (電源一体型) | 【側面】指紋認証 (電源一体型) |
バッテリー | 5,000mAh 30W充電 ワイヤレス充電 おすそわけ充電 | 4,500mAh 30W充電 ワイヤレス充電 おすそわけ充電 |
USB | USB Type-C USB 3.1 Gen1 | USB Type-C USB 3.1 Gen1 |
防水 | 対応 | 対応 |
サイズ | 165×71×8.2mm 187g | 165×71×8.2mm 188g |
全体的に順当なスペックアップを遂げています。SoCはQualcommの現段階で最強モデルである「Snapdragon 8 Gen 1」で、当然5Gにも対応します。
今モデルではあまりスペックシートに記載される点が少ない「マイク・オーディオ性能」が大幅に進化しています。スピーカーの低音音圧の強化、完全ステレオマイクの搭載、専用アプリ「Music Pro」の提供など、4年かけて様々な機能のオンリーワンになりつつあります。
新しいフルレンジステレオスピーカーユニット
ドライバーとエンクロージャーの構造を新たに見直した、とのことで、完全に新しいスピーカーユニットが使用されるとのことです。これまでも十分に音質はよかったですが、前面スピ―カにもかかわらず、背面パネルが振動する特徴がありました。(こういう構造らしいです)また、低音が比較的弱く感じていました。
Ⅳでは低温の強化が挙げられており、臨場感のアップとともに期待できます。
Dolby Atmos、360 Reality Audioにもスピーカー単体で対応しており、引き続きイヤホンジャックを搭載しています。
録音アプリ「Music Pro」搭載
マイク機能も強化されています。この辺りの進化はXPERIA シリーズならではで、まさにオンリーワンな機能になりそうです。「プロのスタジオとマイクで録音したかのようなレコーディング体験を提供」とのことで、スタジオレベルの録音が外付けマイクなどの使用無しで可能になるとのことです。
デザイン
今年もこれまでと同様のフラットなデザインを採用してます。最近こういったデザインのスマートフォンが増えてような気がしませんか?
本体サイズに大きな変更はありませんが、以前よりもさらにソリッドな見た目になっています。
XPERIA 1 Ⅳ | XPERIA 1 Ⅲ |
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165×71×8.2mm | 165×71×8.2mm |
右側面に指紋センサーを統合した電源ボタン、音量ボタン、カメラキーが搭載されています。Googleアシスタントキーは廃止されました。(うれしい)
左側面には何もありません。
上部にはイヤホンジャック、マイク、下部にはType-C端子とマイク、SIM/SDカードスロットがあります。
ディスプレイ
以前と同様の120Hz4K、HDR有機ELディスプレイを搭載していますが、輝度が最大50%アップしたとのことです。
また、これまで通り「X1 for mobile」「4Kアップスケーリング」「HDRリマスター」「クリエイターモード」などの機能も搭載しています。
カメラ…シームレスズームは熱い
XPERIA 1 Ⅳ | XPERIA 1 Ⅲ | |
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アウトカメラ① 【標準】 | 1,220万画素F/1.7(24mm) | 1,220万画素F/1.7(24mm) |
アウトカメラ② 【超広角】 | 1,220万画素F/2.2(16mm) | 1,220万画素F/2.2(16mm) |
アウトカメラ③ 【望遠】 | 1,220万画素 F/2.3~2.8(85mm~125mm) 可変式 | 1,220万画素 F/2.3・2.8(70mm/105mm) 可変式 |
センサー | 3D iToF センサー | 3D iToF センサー |
インカメラ | 1200万画素 F/2.0 | 800万画素 F/2.0 |
基本的なレンズ構成に変更はありませんが、望遠レンズの画角が狭くなり、更に望遠になっています。(2.9~4.3倍から3.3~5.2倍に)
最大の進化ポイントとしては、このズームが段階的なものではなく、シームレスにできるようになったとのことです。コンパクトデジタルカメラのようにズームができるようになるということですね。すごい…
3つのレンズすべてで4K120FPSのスローモーション撮影ができるようになりました。
インカメラはセンサーサイズが大型化し、画素数も上がっています。久々に強化されましたね。
ユーザビリティ
XPERIA 1 Ⅳ | XPERIA 1 Ⅲ | |
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SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen1 | Qualcomm Snapdragon 888 |
CPU | 8コア Cortex-X2(3.0GHz)×1 Cortex-A710(2.5GHz)×3 Cortex-A510(1.8GHz)×1 | 8コア Cortex-X1(2.84GHz)×1 Cortex-A78(2.4GHz)×3 Cortex-A55(1.8GHz)×1 |
プロセスルール | 4mm | 5mm |
GPU | Adreno | Adreno 660 |
AI | Hexagon | Hexagon 780 |
SoCには「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載しており、メモリ容量も最近のハイエンドモデルにふさわしい12GBです。私のノートパソコンのメモリは8GBなのですが、本当にここ数年でメモリ量が大幅に増えましたね。
ストレージは256GBで高速規格であるUFS3.1に対応しています。海外モデルでは512GBの選択肢もあり、日本国内においても今後の追加が予想されるSIMフリー版での投入が期待できます。
microSDカードにも対応しています。
バッテリー容量が10%アップの5,000mAhになりました。本体サイズ&重量を変えることなくバッテリー容量が増えているのは非常に素晴らしいですね。
30Wの急速充電にも対応しており、最速30分で50%の充電をすることができます。
ワイヤレス充電(Qi)、ワイヤレス給電(おすそ分け充電)にも対応です。
価格・まとめ
カラー
ブラック・ホワイト・パープル |
キャリア | 一括価格 |
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docomo | 190,872円 |
au | 192,930円 |
softbank | 不明 |
かなり強気な価格設定ですね…
6月以降の発売とのことで、SOFTBANK版ではVRヘッドセットが付属するとのことです。(XPERIA View)ただし、カラーはブラックのみの一色展開です。