ケーズデンキ(ケーズHD)の年間店舗数推移まとめ【2014〜2025年】

今回は、ケーズホールディングス(ケーズデンキ)の年度末店舗数の推移をまとめました。「がんばらない経営」を掲げる同社は、派手な急拡大をせずに毎年10店前後をコツコツ積み上げ、2025年には557店舗まで成長しています。売上高の波はありましたが、店舗数は一貫して右肩上がりです。

年度末店舗数の一覧

決算期(3月末)店舗数(直営+FC)前期比主なトピック
2014年3月末474店九州・関西エリアへの出店拡大
2015年3月末485店+11店郊外型スクラップ&ビルド継続
2016年3月末491店+6店
2017年3月末496店+5店500店舗の節目が射程圏内に
2018年3月末505店+9店500店突破
2019年3月末514店+9店全直営店でエコマーク認定
2020年3月末524店+10店コロナ特需で売上7,925億円(ピーク)
2021年3月末535店+11店九州エリアで全県出店達成
2022年3月末541店+6店本社を水戸城南の新社屋へ移転
2023年3月末550店+9店550店突破
2024年3月末554店+4店
2025年3月末556店+2店直営552店・FC4店
2025年12月末557店+1店第3Q(2026年3月期)時点の最新値
📌 出典・注記
店舗数はケーズホールディングス公式サイト(会社概要)・有価証券報告書・決算短信より。直営店+FC店の合計。2025年12月末は第3四半期(2026年3月期)の数値。

なぜ店舗数は増え続けるのか

ケーズデンキの出店戦略の軸は、「郊外型スクラップ&ビルド」です。老朽化した店舗や立地が変化した店舗を閉じ、より交通アクセスの良い同エリア内の新地点に建て替えることで、実質的な店舗数を維持しながら売上を落とさない仕組みを続けています。

また近年は、郊外の国道沿いに限らず人口密集エリアへの「都市型出店」も進めており、エリア特性に応じて柔軟に対応しています。1年間に開設する新規直営店は例年8〜15店前後で、同数程度を閉鎖して純増を生み出しています。

売上高の推移と店舗数の関係

店舗数が右肩上がりを続ける一方、売上高はコロナ特需の反動で2021〜2023年度に調整局面がありました。2020年3月期に7,925億円のピークを記録しましたが、その後は3期連続で前年割れとなりました。2024年度(2025年3月期)は7,380億円で回復に転じ、2025年度(2026年3月期)はさらに7,597億円(見込み)まで持ち直す見通しです。

売上高が一時落ち込んでも店舗数を削らず粛々と維持・拡大できた背景には、ローコストオペレーションによる高い財務基盤があります。自己資本比率は59〜62%台を維持しており、業界内でも財務健全性が高い水準です。

地域別店舗数(2023年3月時点)

エリア店舗数運営会社
北海道・東北108店デンコードー
関東・山梨151店ケーズホールディングス直営
信越・北陸52店北越ケーズ
東海68店ギガス
関西・福井73店関西ケーズデンキ
中国・四国47店ビッグ・エス
九州(沖縄除く)50店九州ケーズデンキ

関東エリアが151店と最多で、全体の約27%を占めます。沖縄県は未出店で、47都道府県のうち46都道府県に展開しています。

今後の見通し

2026年3月期(2025年度)の業績計画では、売上高7,550億円・営業利益230億円を見込んでいます。出店は引き続き年間8〜10店前後のペースを維持する方針で、560店舗台への到達も視野に入ってきました。なお、ヤマダホールディングスとエディオンが経営統合に向けた協議を進めていると報じられており、業界再編の行方によっては出店戦略にも影響が出る可能性があります。

📎 参考資料・出典
    >ケーズホールディングス 公式サイト「会社概要」(2025年3月末現在)>ケーズホールディングス 決算短信(2026年3月期 第3Q・本決算)>小売ニュース shoninsha.co.jp「ケーズnews」各号(2026年6月・2026年5月)>家電データベース cross-fd.co.jp(ケーズHD 決算データ)>Wikipedia「ケーズホールディングス」>最終更新:2026年6月28日

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