【2026年5月】Imaging Edge Desktop 4.1.00 アップデート情報まとめ。α7R VI対応・Mac USB転送速度10倍など主要アップデート内容+隠れ更新点を解説。

2026年5月13日、ソニーの純正RAW現像・テザー撮影ソフト「Imaging Edge Desktop(Remote/Viewer/Edit)」がバージョン4.1.00にアップデートされました。今回は主要な更新内容を詳しく解説します。
今回のアップデートは、同日発表されたばかりの「α7R VI(ILCE-7RM6)」への対応が目玉ですが、それだけではありません。Macユーザーに大きく刺さる「USB接続テザー撮影の転送速度約10倍高速化」や、ピクセルシフトマルチ(PSMS)の新機能など、実用面でも非常に大きなアップデートが含まれています。
更新内容まとめ一覧
| カテゴリ | 更新内容 |
|---|---|
| 新機種対応 | α7R VI(ILCE-7RM6)に対応 |
| PSMS合成 | α7R VIのピクセルシフトマルチ(PSMS)合成に対応 |
| HDR合成枚数拡張 | Composite RAW[HDR]撮影の32枚合成に対応(α7R VI) |
| DRO範囲拡張 | DRO(Dレンジオプティマイザー)のLv6〜8に対応(α7R VI) |
| Extended RAW対応 | α9 III・α7R VI のExtended RAW撮影に対応 |
| 転送速度 高速化 (Mac) | USB接続時のテザー撮影データ転送速度を約10倍に高速化(Mac限定) |
| 不具合修正 | 各種バグ修正 |
ポイント①:α7R VI(ILCE-7RM6)への対応
2026年5月13日に発表された「α7R VI」は、Rシリーズで初めて積層型CMOSセンサー(Exmor RS)を採用した6,680万画素のフラッグシップ機です。今回のアップデートでImaging Edge DesktopがこのILCE-7RM6に正式対応しました。α7R VIを発売直後から使い始めるユーザーは、4.1.00へのアップデートが必須です。
ポイント②:α7R VI向け PSMS・HDR合成の強化
α7R VIに対して、以下の合成機能が新たに追加されています。
- ピクセルシフトマルチ(PSMS)合成:イメージセンサーを1画素または0.5画素ずつずらしながら複数枚撮影し、Viewer上で合成することで通常の撮影では実現できない超高解像度の画像を生成できる機能。6,680万画素のα7R VIで使えば、文字通り桁違いの解像力を発揮します。
- Composite RAW[HDR]撮影の32枚合成:これまでの最大合成枚数をさらに拡張。1カットにより多くのHDR情報を重ね合わせることで、ダイナミックレンジの表現をさらに緻密にできます。
- DROのLv6〜8対応:Dレンジオプティマイザーの補正レベルが上位に拡張され、より積極的な明暗差補正の現像が可能になります。
ポイント③:α9 III・α7R VI の Extended RAW対応
「Extended RAW(エクステンデッドRAW処理)」とは、通常のRAW現像では難しかった超高感度域や強いハイライト・シャドウの情報をより精度高く現像できる処理技術です。今回のアップデートでα9 IIIとα7R VIがこれに対応しました。α1 IIやα7 Vはすでに前バージョン(4.0.00)で対応済みでしたが、今回さらに対応機種が拡大されています。
ポイント④:Macのテザー撮影、USB転送速度が約10倍に
今回のアップデートの中で、特にスタジオ撮影・商業撮影のユーザーに大きな影響を与えるのがこの機能です。MacとカメラをUSB接続してリモート撮影(テザー撮影)を行う際のデータ転送速度が、従来比で約10倍に高速化されました。
📌 測定条件(ソニー公式)
機種:α7R V / ケーブル:TetherTools TetherPro USB-C to USB-C / ファイル形式:ロスレス圧縮L(9504 × 6336画素) / 複数枚転送速度にて測定
商業撮影・スタジオ撮影では「1枚撮ってモニターで確認する」サイクルの速さが作業効率に直結します。これまでのMacでの転送速度はWindowsより遅いと言われることもありましたが、今回の改善でその差が大きく縮まった形です。なお、この高速化はMac版のみの対応で、Windows版は対象外となります。
公式サイトに記載がない地味変更ポイント
毎度ですが、変更箇所一覧にまったく書かない更新点がいっぱいあります。ユーザーにとってはうれしい機能も多いはずなのに、なぜ書かないのか疑問ですが、今回は公式になったつもりでご紹介します。
① フォントが変わった!
Windows版限定になりますが、フォントがMSゴシックからYu Gothic に変更になりました。
MSゴシック、古臭くて嫌いだったのでうれしいです。


②サムネイル画像のサイズ拡大縮小に対応

サムネイル表示にした際に。虫眼鏡アイコンが追加されました。このボタンをクリックすることで、サムネイル画像サイズの拡大縮小ができます。
③真正性ソリューションに対応するアイコン表示
電子署名とありますが、真正性といわれる画像の判定機能(C2PAなど)の状態をアイコンで表示できるようになりました。

アップデート方法
- インストール済みの「Imaging Edge Desktop」を起動する
- ホーム画面の右上に表示されるオレンジ色の「アップデート」ボタンをクリック
- ダウンロードされたファイル(.exe または .pkg)をダブルクリックしてインストール
- インストール後、初回起動はネットワーク接続した状態で行う
前バージョン(4.0.00)との違い
| 項目 | 4.0.00(2025年12月) | 4.1.00(2026年5月) |
|---|---|---|
| 新対応機種 | α7 V(ILCE-7M5) | α7R VI(ILCE-7RM6) |
| Extended RAW対応機種 | α1 II、α7 V | +α9 III、α7R VI を追加 |
| PSMS合成 | 変更なし | α7R VIに新対応 |
| HDR合成最大枚数 | — | 32枚合成に対応(α7R VI) |
| Macテザー転送速度 | 従来速度 | 約10倍に高速化 |
まとめ
Imaging Edge Desktop 4.1.00は、α7R VIユーザーはもちろん、Macでのテザー撮影を行うすべてのソニーユーザーにとってアップデートのメリットが大きいバージョンです。特に転送速度の10倍高速化は、スタジオ撮影の現場での作業効率に直結します。α7R VIの発売(2026年6月5日)を控えるこのタイミングで、あわせてソフトウェアも最新版に更新しておきましょう。