3CoinsのPD対応充電器まとめ
最近、雑貨店「3Coins(スリーコインズ)」のガジェットコーナーが、ガジェットファンの間で「第3の聖地」として注目を浴びています。かつては300円の簡易的なアクセサリが中心だったスリコですが、現在は1,000円〜3,000円台の本格的な「高機能デバイス」を次々と投入。特に、USB PD(Power Delivery)対応充電器のラインナップは、AnkerやCIOといったプレミアムブランドに真っ向から勝負を挑むスペックを、破壊的な低価格で実現しています。
今回は、3Coinsで展開されているPD対応充電器の最新モデルを徹底解剖。単なる紹介に留まらず、内部技術のGaN(窒化ガリウム)の採用状況や、Galaxy・Pixelユーザーにとって重要なPPS規格の対応、さらには競合するダイソー製品との比較まで、ガジェット好きも納得の深掘り解説をお届けします。
ざっくり言うと:3CoinsのPD充電器 3つの重要ポイント
- 価格破壊のフラッグシップ:65W 3ポートモデルが3,300円。有名メーカーの同等スペック品の半額以下という驚異的なコスパ。
- PPS規格への正式対応:65WモデルはPPSにも対応。最新のAndroidスマホ(GalaxyやPixel)でも最適なスピードで、バッテリーへの負荷を抑えて充電可能。
- ダイソー製品との差別化:ダイソーの20Wモデル(770円)は安さで勝るが、スリコ製品は「デザインの統一感」と「45W以上の高出力ラインナップ」で一歩リード。
深掘り解説:なぜ3Coinsの充電器は「買い」なのか?
安さの裏には理由があります。しかし、スリコの場合は単なる「安物」ではない技術的裏付けが見えてきます。
GaN(窒化ガリウム)の採用とサイズ感
最新の65Wモデルなどには、次世代半導体「GaN(窒化ガリウム)」が採用されています。従来のシリコン半導体に比べ、電力損失が少なく発熱が抑えられるため、高出力を維持したまま筐体を小型化できるのがメリットです。
3Coinsのモデルは、Ankerの超小型モデル(Nanoシリーズなど)と比較すると一回り大きいものの、かつての「重くて巨大なPC用アダプター」に比べれば半分以下のサイズ。この「適度な余裕を持たせて冷却性能を確保したサイズ設計」が、コストダウンと安定性を両立させています。
Androidユーザー必見の「PPS」対応状況
3Coinsの65Wモデルがガジェット好きに高く評価されている最大の理由は、PPS(Programmable Power Supply)への対応です。
PPSとは、電圧と電流をリアルタイムで細かく制御するPD 3.0のオプション規格。Galaxy S24シリーズなどの「超急速充電 2.0(最大45W)」やPixelシリーズの急速充電を利用するには、このPPSへの対応が不可欠です。スリコの65Wモデルは、この条件をクリアしており、高価な純正アダプターを買わずとも最高速での充電が可能になります。
3Coins最新PD充電器 ラインナップ別・実力検証
1. iPhoneの入門に「20W 2ポートACアダプター」
価格:1,100円(税込)
iPhone 15以降のUSB-C移行に伴い、最も需要が高まっているモデルです。USB-C(PD)とUSB-Aの2ポートを備えています。
- 注意点:2ポート同時に使うと、出力が合計15W程度に制限されます。急速充電を維持したい場合は、単ポートでの利用が基本です。
2. バランス重視の「45W 2ポートACアダプター」
価格:2,750円(税込)

MacBook Air(30W)を充電しながら、スマホも同時に低速充電できる絶妙な出力帯です。このモデルの特徴は、なんといっても「視覚的なわかりやすさ」にあります。ポート部分のLEDが、充電中は緑色、完了すると青色に点灯。PCを閉じた状態でも、充電が終わったかどうかが一目でわかる親切設計です。
3. 最強コスパ「65W 3ポートACアダプター」
価格:3,300円(税込)
ノートPCメインで使うなら、これ一択です。USB-C×2ポート、USB-A×1ポートの構成で、以下のような柔軟な運用が可能です。GaN採用でこの価格は驚異的です。
- 単ポート使用:最大65W(ノートPCへのフルスピード給電)。
- 2ポート同時(C+C):45W + 20W(ノートPC + スマホの急速充電の両立)。
- 3ポート同時:45W + 15W(C2+A合計)という配分。
【完全版】3Coins PD充電器 スペック比較表
| 項目 / モデル | 20Wモデル | 45Wモデル | 65Wモデル |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,100円 | 2,750円 | 3,300円 |
| ポート数 | 2 (C+A) | 2 (C+A) | 3 (C2+A) |
| PPS対応 | × | △(一部) | 〇 |
| 主な用途 | スマホ | iPad・Air | ノートPC |
競合比較:ダイソーの「急速充電器」との決定的な違い
「安さ」を追求するなら、100円ショップ最大手のダイソーも無視できません。しかし、詳細に比較するとスリコ製品との明確な立ち位置の違いが見えてきます。
ダイソーの主力ラインナップと価格
ダイソーで販売されている急速充電器は、主に以下のモデルが中心です。
- 20W 2ポートACアダプター:770円(税込) – スリコの同等品(1,100円)より300円以上安く、圧倒的な安さを誇ります。
- 32W 多ポートACアダプター:1,100円(税込) – ポート数は多いですが、USB-C単独の最大出力は20Wに留まります。
重要な点として、2024年現在、ダイソーブランドで「65W出力」の充電器は一般販売されていません。(※一部店舗で他社製が置かれることはありますが、ダイソー自社製品としては未投入です)。ノートPCまでカバーしたい場合は、3Coinsが唯一の選択肢となります。
スリコが勝る「デザイン」と「機能美」
ダイソー製品は「実用性重視の黒い筐体」が多いのに対し、スリコ製品はマットで清潔感のあるホワイト。また、スリコは45W・65Wといった高出力モデルにLEDインジケーターを搭載するなど、実用面でも「一歩先」を行っています。デスク周りを白で統一したい、またはPCの充電状況を確認したいなら、スリコ一択です。
性能を殺さない!「550円の100Wケーブル」の重要性
「65Wの充電器を買ったのに、なぜかノートPCの充電が遅い……」そんなトラブルの多くは、ケーブルに原因があります。多くの100均ケーブルやスマホ付属のケーブルは、最大60Wまでしか対応していないからです。
3Coinsの「L字型Type-C ケーブル 100W対応(550円)」は、E-Markerという制御チップを内蔵した本格派。スリコで充電器を買うなら、このケーブルを一緒に買わない手はありません。
安全性への疑問:PSEマークと保護回路
現在の3Coins PDラインナップは、日本の厳しい安全基準である「PSEマーク」の取得はもちろん、多重の保護回路(過電流防止、過熱防止等)が標準搭載されています。筆者も数ヶ月間、65WモデルをMacBook Proのメイン充電器として酷使していますが、異常な発熱や挙動は一度も確認されていません。実用面での信頼性は非常に高いと言えます。
まとめ:あなたのライフスタイルに最適なのは?
- 安さ最優先でスマホを充電したい > ダイソー 20Wモデル(770円)
- iPadを持っていて、デザインも重視したい > スリコ 45Wモデル(2,750円)
- ノートPCを持ち歩き、荷物を1つに集約したい > スリコ 65Wモデル(3,300円)