【ほぼ同じ】Natural AI PhoneはNothing Phone (3a)に似ている? ハードウェア面から検証する
筐体・画面・重量・外装・ボタン配置といったハードウェアの観点から比較します。
結論から言うと、両機種は「持った時のサイズ感」と「AI用の物理ボタンを持つ中価格帯スマホ」という点ではかなり近い一方で、背面デザインや見せ方はかなり別物です。


近い部分
公開されている情報ベースで見ると、Natural AI Phoneは約6.77インチ、約78×164×8.3mm、約200gで、Nothing Phone (3a)は約6.7インチ、約77.5×163.5×8.35mm、約201gです。
この数値だけ見ると、画面サイズも本体寸法も重量もかなり近く、実機を手にした時の「大きめだけど細すぎない、今どきの6.7インチ級スマホ」という印象はかなり似やすいと考えられます。
さらに、Nothing Phone (3a)は側面の「Essential Key」でAI機能を呼び出す設計を採用しており、Natural AI Phoneも側面にAIボタンを備えています。
そのため、物理キーでAIを前面に出すハードウェア設計という意味では、両機種に共通した方向性があります。
比較表
| 項目 | Natural AI Phone | Nothing Phone (3a) | 判定 |
|---|---|---|---|
| SoC(プロセッサ) | Snapdragon 7s Gen 3 | Snapdragon 7s Gen 3 | 同じ |
| メモリ / ストレージ | 12GB / 256GB | 12GB / 256GB | 同じ |
| 背面カメラ | 広角5,000万画素 + 望遠5,000万画素 + 超広角800万画素 | 広角5,000万画素 + 望遠5,000万画素 + 超広角800万画素 | 同じ |
| バッテリー / 充電 | 5,000mAh / 50W急速充電 | 5,000mAh / 50W急速充電 | 同じ |
| ディスプレイ | 有機EL / 120Hz | 有機EL / 120Hz | 同じ |
| 本体サイズ | 約78×164×8.3mm | 約77.5×163.5×8.35mm | ほぼ同じ |
| 重量 | 約200g | 約201g | ほぼ同じ |
| 画面サイズ | 約6.77インチ | 約6.7インチ | ほぼ同じ |
| AI用物理ボタン | AIボタン搭載 | Essential Key搭載 | 思想が同じ |
| 防水防塵 | IP54 | IP64 | 違う(注意点) |
| おサイフケータイ | 対応 | 非対応 | 明確に違う |
| 背面デザイン | ミニマル・白黒基調 | スケルトン・Glyph発光 | 全く違う |
見えてくる事実:中身のベースは「ほぼ双子」
表の緑色の部分を見ていただければ分かる通り、スマホの性能を決定づける「脳(SoC)」「記憶領域(メモリ・ストレージ)」「目(カメラ)」「体力(バッテリー)」のスペックは完全に一致しています。
さらに、本体のタテ・ヨコ・厚みの寸法誤差はわずか0.5mm以内、重量の差はたったの1gです。 つまり、目隠しをしてこの2機種を持ち比べた場合、どちらがどちらか判別するのは非常に困難なレベルで「ハードウェアの素体」は同じです。
両機種とも、ミドルハイ向けのチップである「Snapdragon 7s Gen 3」を積み、AI処理を見越して12GBのメモリを確保するという設計思想(着眼点)まで見事に重なっています。
大きな違いは「日本向けローカライズ」と「外観」
中身がここまで同じでありながら、製品としての着地点が異なるのは以下の3点です。
1. おサイフケータイ(FeliCa)の有無
Natural AI Phoneはソフトバンクが国内独占販売するため、日本の必須機能であるおサイフケータイにしっかり対応してきました。 メインスマホとして毎日持ち歩くなら、この差は決定的に大きいです。
2. 防水防塵性能の違い(注意点)
ベースが似ているとはいえ、Natural AI Phoneは「IP54(生活防水)」、Nothing Phone (3a)は「IP64(より高い防塵性能)」と、細かい仕様に差があります。 どちらにせよ水没に耐えられるIP68ではないため、水回りでの使用には注意が必要です。
3. 「見せる」か「隠す」かのデザイン
最も違うのが外観の哲学です。 Nothingは背面を透けさせて光らせる「ハードウェアの主張」が強いデザイン。 一方でNatural AI Phoneは、アプリの存在すら消そうとする「AI(ソフトウェア)を目立たせるための黒子」に徹したシンプルなデザインです。
結論
Natural AI Phoneのハードウェアは、スペック的にNothing Phone (3a)の「双子の兄弟(国内特化・見た目おとなしめ版)」と言って過言ではありません。
同じ「中身」を使って、Nothingはギミックとデザインの楽しさを追求し、Natural AI Phoneは「アプリのない新しいAI体験」というソフトウェアの実験に全振りした。 この違いを理解しておくと、Natural AI Phoneがどういう立ち位置のスマホなのかが非常に分かりやすくなります。