『Wi-Fi 6E』対応スマートフォン、ルーターまとめ
2022年後半に日本国内でも使用が可能になったWi-Fiの通信規格『Wi-Fi 6E』に対応している日本国内発売済みスマートフォンをまとめました。
最近では『Wi-Fi 6 (ax)』がスマートフォンやPCなどで広まってきている状況ではありますが、依然として多くの家庭/アクセスポイントで『Wi-Fi 5(ac)/4(g)』が使われています。
『Wi-Fi 6E』とは?
「E」がついただけのマイナーチェンジに見えますが、実際は非常に大きな進化を遂げているのが『Wi-Fi 6E』です。進化点をご紹介します。
20年ぶりの新帯域『6GHz帯』に対応
これまでのWi-Fi電波が使用する帯域は「2.4GHz」と「5GHz」の2つで、利用機器が多く混雑しやすいという状況となっていました。今回の6Eはこれに加えて「6GHz」電波を使用することができるようになりました。
この6GHzという帯域はこれまで日本国内で使用されたことがなかったものになり、20年ぶりの新規追加になります。すなわち、現状としてはWi-Fi 6Eのみが使用できる帯域と言うわけで、たの電波との干渉が少なくなるという大きな利点があります。
※2.4GHz帯は電話機やBluetooth、電子レンジなどといった干渉が多く、5GHz帯はDFS制限などがあった。
それぞれの端末の対応が必要
このように、『Wi-Fi6E』にはかなり大きなメリットがありますが、現状として対応機種が少ないのが課題です。(認可から2ヶ月程度なので仕方なくもある)
さらには、送信側(Wi-Fiルーター)と受信側がどちらもWi-Fi 6Eに対応している必要があることから、Wi-Fi6の普及も芳しくない現状も相まって一般家庭での普及はまだまだ先になることが予想できます。
リスト
現状ではまだまだ対応機種が少ないですが、今後発売されるハイエンドモデルは基本的に対応していくだろうと考えられます。
メーカー | モデル名 | 発売元 |
---|---|---|
Pixel 7 Pro | SIMフリー Softbank au | |
Pixel 7 | SIMフリー Softbank au | |
SONY | XPERIA 5 Ⅳ | docomo Softbank au |
XPERIA 1 Ⅳ XPERIA 1 Ⅳ Gaming edition | SIMフリー Softbank docomo |
対応ルーター
メーカー | モデル名 | 最高速度 | 価格 |
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ELECOM | WRC-XE5400GS-G | 6GHz:2402Mbps 5GHz:2402Mbps 2.4GHz:574Mbps | 約23,000円 |
buffalo | WNR-5400XE6 | 6GHz:2401Mbps 5GHz:2401Mbps 2.4GHz:573Mbps | 約18,000円 |
WNR-5400XE6 2台セット | 約38,000円 | ||
NEC | AM-AX11000T12 | 6GHz:4804Mbps 5GHz:4804Mbps 2.4GHz:574Mbps | 約55,000円 |
AM-AX7800T8 | 6GHz:2402Mbps 5GHz:4804Mbps 2.4GHz:574Mbps | 約25,000円 | |
NETGEAR | Orbi WiFi6E AXE11000 RBKE963 (3台セット) | 6GHz:4804Mbps 5GHz:4804Mbps ×2 2.4GHz:574Mbps | 約250,000円 |