日本展開縮小との噂のOPPO、『OPPO A77s』と『OPPO A17』を海外にて発売。【】
au版『OPPO Reno7 A』の販売終了や、楽天モバイルでのAndroid13アップデート予定での同機種の取り消しなど、最近のOPPOの動き、とりわけネガティブな内容が話題になっています。また、以前のような大々的な広告宣伝がみられないことや、ハイエンドモデルが今年は発売されていないことなど、「日本での展開を縮小するのではないか?」といった憶測も出回っています。
もちろんこれらは国内での話なので海外での影響は特にありませんが、日本でも最近発表された『OPPO A77』とほぼ同じ名称のモデルと、エントリーモデルが海外にて登場しました。
ナンバリングをご覧いただければわかる通り、前者のA77sはミッドレンジモデル、後者のA17はエントリーモデルとなっています。各モデルの特徴を紹介します。
OPPO A77s
これを日本国内で展開してくれよ…と思うようなミッドレンジにふさわしいスペックを備えた4G対応モデルになります。
OPPO A77s | OPPO A77 | |
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初期OS | Android 12 ColorOS 12 | Android 12 ColorOS 12 |
SoC | Snapdragon 680 | MediaTek Helio G35 |
Antutuスコア | 約27万点 | 約10万点 |
メモリ | LPDDR4X 8GB | LPDDR4X 4GB |
ストレージ | 128GB microSD | eMMC 5.1 128GB microSD |
ディスプレイ | 6.5インチHD+ 液晶 (1912×720) 90Hz対応 最大600nit | 6.5インチHD+ 液晶 (1912×720) 60Hz対応 最大600nit |
タッチサンプリングレート | 最大90Hz以上 | 最大60Hz |
背面カメラ | 標準:5,000万画素 F/1.8 深度測定:200万画素 F/2.4 | 標準:5,000万画素 F/1.8 深度測定:200万画素 F/2.4 |
前面カメラ | 800万画素 F/2.0 | 800万画素 F/2.0 |
動画撮影機能 | 1080p 30fps | 1080p 30fps |
ネットワーク | Bluetooth 5.3 IEEE802.11 a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) | Bluetooth 5.3 IEEE802.11 a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) |
5G | 非対応 | 非対応 |
eSIM | 非対応 | 非対応 |
バッテリー 充電機能 | 5,000mAh 有線33W充電 | 5,000mAh 有線33W充電 |
セキュリティ | 側面指紋認証 顔認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
その他機能 | ステレオスピーカー(上下) イヤホンジャック搭載 | ステレオスピーカー(上下) イヤホンジャック搭載 |
防水 | IPX4 IP5X | IPX4 IP5X |
サイズ | 75×163.7×7.99mm 190g | 75×163.7×7.99mm 190g |
こちらがスペックシートです。『A77』の弱点であったSoC、メモリ容量、ディスプレイを改善したモデルで、CPUは5G非対応ながら比較的高性能な『Snapdragon 680』を搭載し、メモリ容量も倍の8GBになりました。ディスプレイは解像度こそ同じですがリフレッシュレートが90Hzに変更されています。完全上位と言える良モデルと言えそうです。
デザインは全く同じで、背面にOPPO Glowが採用されています。
OPPO A17…性能はほぼA77
OPPO A17 | OPPO A77 | |
---|---|---|
初期OS | Android 12 ColorOS 12 | Android 12 ColorOS 12 |
SoC | MediaTek Helio G35 | MediaTek Helio G35 |
Antutuスコア | 約10万点 | 約10万点 |
メモリ | LPDDR4X 4GB | LPDDR4X 4GB |
ストレージ | eMMC 5.1 64GB microSD | eMMC 5.1 128GB microSD |
ディスプレイ | 6.5インチHD+ 液晶 (1912×720) 90Hz対応 最大600nit | 6.5インチHD+ 液晶 (1912×720) 60Hz対応 最大600nit |
タッチサンプリングレート | 最大120Hz | 最大60Hz |
背面カメラ | 標準:5,000万画素 F/1.8 サブ1:30万画素 F/2.8 サブ2:30万画素 F/2.8 | 標準:5,000万画素 F/1.8 深度測定:200万画素 F/2.4 |
前面カメラ | 500万画素 F/2.2 | 800万画素 F/2.0 |
動画撮影機能 | 1080p 30fps | 1080p 30fps |
ネットワーク | Bluetooth 5.3 IEEE802.11 a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) | Bluetooth 5.3 IEEE802.11 a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) |
5G | 非対応 | 非対応 |
eSIM | 非対応 | 非対応 |
バッテリー 充電機能 | 5,000mAh microUSB | 5,000mAh 有線33W充電 |
セキュリティ | 側面指紋認証 顔認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
その他機能 | ステレオスピーカー(上下) イヤホンジャック搭載 | ステレオスピーカー(上下) イヤホンジャック搭載 |
防水 | IPX4 IP5X | IPX4 IP5X |
サイズ | 75.6×164.2×8.3mm 189g | 75×163.7×7.99mm 190g |
SoCにはエントリー向けの『Helio G35』、メモリ容量4GBと、基本的な性能面ではA77と同じなモデルです。接続端子はmicroUSBと絶望的かつストレージ容量は64GBですが、ディスプレイのタッチサンプリングレートは90Hzと、A77を上回っています。
デザインです。背面にはフェイクレザーのような素材を使用しています。ミッドナイトブラックとサンライトオレンジの2色展開です。
価格・まとめ
モデル | 価格 |
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OPPO A77s | 17,999 ₹ 約32,000円 |
OPPO A17 | 12,499 ₹ 約22,000円 |
インドの「Flipkart」では上記の価格で発売されています。A77sのコスパの良さが光ります。
つくづく『OPPO A77s』を日本国内に展開すればいいのにと思います。日本の『OPPO A77』はA77sのボディにA17のシステムを入れた劣化版のように感じてしまいます。コスパの良さで定評のあるOPPOですが、今後の展開に暗雲が立ち込めています。とりあえず『Reno 7A』はAndroid13への更新対象に入れるべきです。