『OPPO A77』…前モデルから大幅退化?2022年で通用するスペックか検証。

2022年9月、OPPOから久々のミッドレンジ帯スマートフォンが発表されました。名称は『OPPO A77(CPH2385)』です。直接的な前世代モデルは2020年11月発売の『OPPO A73』で、約2年ぶりになります。

2年間の時間があれば大幅なスペックアップを果たしていると思われるこの後継機種ですが、なにやら逆に時間を巻き戻してしまうような変更点が出てきてしまっています。

今回は『A73』との比較をしながら、変更点をまとめていきます。

デザイン

OPPO Glowを採用

A77

日本国内では『OPPO Reno7 A』から始まっているデザインコンセプトの『OPPO Glow』を採用しています。さらさとしたマットな質感の背面が特徴で、現代的なものになっています。

A77

下の画像が『A73』です。

前面の印象は変わりませんが、こちらは背面にレザーを採用し非常に特徴的なデザインでした。また、カメラのレンズ数が違いますね。

サイズ

OPPO A77OPPO A73
ディスプレイサイズ6.5インチ6.44インチ
サイズ163.7×75×8.0mm
187g
159.8×72.9×7.45mm
162g
画面占有率89.8%90.7%

サイズは大幅にアップしています。画面サイズの大型化以上に本体サイズが大きくなっているように感じます。実際に少しながら画面占有率は減少しており、ベゼルが広くなっていることが分かります。

スペック

スペックシート

OPPO A77OPPO A73
初期OSAndroid 12
ColorOS 12
Android 10
ColorOS 7.2
SoCMediaTek Helio G35Snapdragon 662
Antutuスコア約10万点約18万点
メモリLPDDR4X
4GB
LPDDR4X
4GB
ストレージeMMC 5.1
128GB
microSD
UFS 2.1
64GB
microSD
ディスプレイ6.5インチHD+ 液晶
(1912×720)
60Hz対応
最大600nit
6.44インチFHD+ 有機EL
(2400×1080)

60Hz対応
最大600nit
gorilla glass 3
タッチサンプリングレート最大60Hz最大180Hz
背面カメラ標準:5,000万画素 F/1.8
深度測定:200万画素 F/2.4
標準:1,620万画素 F/2.2
超広角:800万画素 F/2.2
モノクロ:200万画素 F/2.2

深度測定:200万画素 F/2.4
前面カメラ800万画素 F/2.01,600万画素 F/2.2
動画撮影機能1080p 30fps1080p 30fps
電子式手ぶれ補正
ネットワークBluetooth 5.3
IEEE802.11 a/b/g/n/ac
(Wi-Fi 5)
Bluetooth 5.0
IEEE802.11 a/b/g/n/ac
(Wi-Fi 5)
5G非対応非対応
eSIM非対応対応
バッテリー
充電機能
5,000mAh
有線33W充電
4,000mAh
有線18W充電
セキュリティ側面指紋認証
顔認証
画面内指紋認証
顔認証
その他機能ステレオスピーカー(上下)
イヤホンジャック搭載
ステレオスピーカー(上下)
イヤホンジャック搭載
ラジオ
防水IPX4
IP5X
非対応
付属品ACアダプター×1
USB Type-Cケーブル×1
SIMピン×1
保護ケース×1
保護フィルム×1
安全ガイド×1
クイックガイド×1
ACアダプター×1
イヤホン×1
USB Type-Cケーブル×1
SIMピン×1
安全ガイド×1
クイックガイド×1
保護フィルム×1
保護ケース×1

処理性能は大幅退化、前時代的な低スペックに

SoCにはMediaTekの『Helio G35』が搭載されています。これは2020年に発表されたエントリー向けSoCで、『Helio P35』のゲームに特化(GPUが強化)したモデルです。このP35自体は2018年にミッドレンジとして発表されたものです。

Antutuベンチマークスコアは驚異の『約10万点』です。2017年当時のミッドレンジモデルである『Snapdragon 660』が約14万点、現代のミッドローモデルである『Snapdragon 480 5G』が約28万点なので、処理性能の低さがよくわかると思います。

OPPO A54

メモリ容量も4GBと現代の最低レベルです。ストレージ容量こそ128GBに倍増しましたが、高速転送ができるUFS2.1から一般的なeMMCに退化してしまいました。

総合的な判断としては、ゲームなどの処理能力を必要とする動作は厳しいのも当然、一般的なアプリやブラウジング、動画再生などでも支障が出てしまうのではないかという処理性能です。

正直、この処理性能というだけでおすすめできません。

バッテリー容量&充電速度が強化

バッテリー容量が4000から5000と、約2割アップしました。また、充電速度も18Wから33Wに高速化されています。

有機EL→液晶に

コストカットが目立ちます。有機ELから液晶にディスプレイの素材が変更されました。解像度もFHDからHDに変更されており、最低限のものになっています。リフレッシュレートは変更ありませんが、タッチサンプリングレートは60Hzまで落ちています。輝度は相変わらず低いままで、もう少し明るくても良いのになんて思います。

OPPO A77OPPO A73
ディスプレイ6.5インチHD+ 液晶
(1912×720)
60Hz対応
最大600nit
6.44インチFHD+ 有機EL
(2400×1080)

60Hz対応
最大600nit
gorilla glass 3

カメラ解像度は上がったが…

メインレンズが5,000万画素になりました。レンズ自体は1つですが下側は深度測定用レンズで、直接撮影に使用することはできません。実質単眼ということです。センサー1つにかかるコストが上がったからでしょうか。

OPPO A77OPPO A73
背面カメラ標準:5,000万画素 F/1.8
深度測定:200万画素 F/2.4
標準:1,620万画素 F/2.2
超広角:800万画素 F/2.2
モノクロ:200万画素 F/2.2

深度測定:200万画素 F/2.4

せめて超広角レンズは残してほしかったですね。これがあるとないとでは写真を撮る楽しみがかなり変わります。

防滴対応

防滴に対応しました。(防水ではありません)多少の水滴には耐えることができますね。

まとめ

おすすめできない

価格にもよりますのではっきりと断言できませんが、これで3万円以上であれば全くおすすめできないスマートフォンになります。新しいモデル=高性能という概念は捨てたほうがいいです。基本的に処理性能などでは前モデルの『A73』のほうが上ですし、5G対応であれば『OPPO A54』なども有力な選択肢になります。価格がこなれてきた『OPPO Reno5 A』も良い選択肢といえます。

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