HDDをメインストレージに採用している時代遅れPCはいまだ存在するのか。
時は2022年。フラッシュメモリの大容量化、低価格化に伴い、以前から使用されていたHDDのメインストレージ(OSを入れたり普段の作業の保存場所として使用する場所)として使用するユーザーもパソコンも非常に少なくなりつつある。
このような時代において依然HDDを使用し続けている民生向けノートパソコンは存在するのか。2021年から2022年モデルの中で調べてみたいと思います。
【注意】私はHDDのすべてを否定しているわけではなく、コストパフォーマンスの良さを生かして動画や写真などの大きなデータを保管する場所にはうってつけだと考えています。ただし、OSを入れるような頻繁な読み書きをするストレージとしてのHDDは向いていないと考えています。ですので、メインストレージとしてのHDDという点について取り上げ、SSDとHDDのデュアルストレージのPCなどは除外します。
HDD搭載ノートパソコン
やはりHDD搭載ノートPCは非常に少なくなっています。時々見かけることがあっても「SSD+HDD」のデュアル構成であったりと、メインストレージとして採用しているPCは多くありません。
LAVIE Note Standard 【NS200/R2W】
スペック | N1510/AAW |
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OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Celeron 4205U 2コア/2スレッド 1.8GHz |
メモリ | 4GB |
ストレージ | HDD 500GB |
光学ドライブ | DVDドライブ |
ディスプレイ | 15.6インチ HD |
セキュリティ (指紋/顔) | なし |
Officeソフト | Microsoft Office Home & Business 2019 |
実売価格 | 6万5千円~ |
名前の通り、LAVIEのスタンダードノートPCの最低スペックモデルです。発売が2022年と新しいのですがスペック構成は2019年レベルから進化していません。進化していたらHDDなんて搭載しないかもせれませんが。
ベゼル幅も普通、メモリディスプレイも最低限と、よくある安価な国内ノートパソコンといった感じです。Officeが付属しているのがメリットでしょうか。
LAVIE N15 【N1510/AAW】
スペック | N1510/AAW |
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OS | Windows 10 Home |
CPU | AMD Athlon 3050U 2コア/2スレッド 2.3/3.2GHz |
メモリ | 4GB |
ストレージ | HDD 500GB |
光学ドライブ | DVDドライブ |
ディスプレイ | 15.6インチ HD |
セキュリティ (指紋/顔) | なし |
Officeソフト | Microsoft Office Home & Business 2019 |
実売価格 | 7万円~ |
NEC LAVIE15インチシリーズの最低スペックモデルです。デザイン的にはベゼルも狭く、比較的スタイリッシュで悪くない印象です。CPUは2コア2スレッド、メモリは4GB、ディスプレイはHDと、現代版ネットブックというべき最低性能で、Officeが付属しているのが特徴です。ちなみにですが、ストレージを256GBSSDに変更したモデル(N1515/AA)もラインナップされているので、特段の事情がない限りそちらを選んだ方が良さそうです。
ASUS 【X543MA-GQ512T】
スペック | X543MA-GQ512T X543MA-GQ1339T |
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OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Celeron N4000 2コア/2スレッド 1.1/2.6GHz |
メモリ | 4GB 8GB |
ストレージ | HDD 1TB |
光学ドライブ | DVDドライブ |
ディスプレイ | 15.6インチ HD |
セキュリティ (指紋/顔) | なし |
Officeソフト | なし |
実売価格 | 3万円~ |
こちらもASUSのローエンドモデルです。CPUはAtom系の「Celeron N4000」で、先ほどののAthlonよりもさらに性能が低いです。メモリには8GBの選択肢も存在しますが、メモリを増設するよりもストレージをSSDに変えた方が性能向上を実感できます。