楽天モバイルがMVNOサービスの提供を準備中。アンテナ増えたとはいえ…

0円プランの撤廃、キャリアメールの提供、特典サービスの拡充などなど、様々な話題が飛び交う「楽天モバイル」ですが、他の3大キャリアのように、伝送路設備を保有しない通信事業者(MVNO事業者)向けに電波網を提供する「MVNOサービス」を開始する予定であるということです。

MNOとは

大手キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイル)のこと。自社で回線網を整備し、所有する通信事業者。自社の回線設備を使用している為、速度は高速だが比較的高価

MVNOとは

大手キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)の回線を間借りしてサービスを提供している通信事業者のこと。限られた容量の回線を使用しているため、速度がMNOに比べ遅くなりがちだが安価
「仮想移動体通信事業者」「格安SIM」

「ワイモバイル」は、「ソフトバンク」の子会社であり、実質的に同社の別ブランドとして扱われている。

決算発表にて表明

楽天グループ企業の一つである「Rakuten Communications」をはじめとし、他パートナー(MVNO事業者)へ向けて回線を提供するというもので、楽天回線を間借りしてサービスを提供します。

「Rakuten Mobile(MNO)」と「Rakuten Communications(MVNO)」という、グループ会社内での関係性は、「 docomo(MNO)」と「OCNモバイルONE(MVNO)」の関係性にも似ています。

時期早々な気もする

2022年2月時点

しかしながら、最近人口カバー率97%を達成した楽天モバイルとはいえ、他社に回線を提供できるほどの通信品質があるのかと思います。使用している周波数も範囲が狭い「バンド3」のみですし、混雑地や地下鉄、郊外などではつながりにくい箇所がまだまだあります。他社に提供する前に自前のサービスをもっと強化するべきではないでしょうか。これで回線使用量が増え、MNOの速度に影響が出たらたまったものではありません。

また、MVNO事業者にとってこの楽天回線に参入するメリットはあるのでしょうか。現状3GB980円からのサービスを提供している楽天モバイルですが、他社はこれとの価格差をつけることが難しくないでしょうか?1GB、通話かけ放題で550円などでしたら需要があるかもしれませんが、あまり現実的ではありません。

あくまでも準備中ではありますが、このような決算報告の場で触れることができる程度には計画は進んでいるのでしょう。

「プラチナバンド」次第?

個人的には、このサービスは同社が「プラチナバンド」を獲得することができるかという点にかかっているのではないでしょうか。

要望しています

800MHz帯主変を利用するプラチナバンドですが、電波が広く届きやすく、ドコモをはじめとした他キャリアではメインバンドとしても利用されるほどです。これの4社再割り当てを強く要望している同社ですが、他キャリアにとってはせっかく整備した電波帯が奪われるというデメリットしかないため否定的な状況にあります。

仮にこのプラチナバンドを獲得することができれば、人口カバー率を更に上げることもできますし、都市の密集地などの電波が届きにくい場所にも電波を行き渡らせることができるます。となると必然的に通信品質は大幅に向上することから、MVNOへの回線貸出も現実的になるのではないのでしょうか。

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