幻のスマートスピーカー、『Essential Home』プロトタイプがeBayで流通

Androidの父とも呼ばれるAndy Rubin(アンディ・ルービン)氏によって立ち上げられた会社で、日本でも販売された1代限りの伝説?のスマートフォン『Essential Phone』を販売していた「essential」ですが、当時はスマートスピーカーの販売も計画していたそうです。なんと何故かそのスマートスピーカー『Essential Home』のプロトタイプが大手通販サイトであるeBayで販売されているということでご紹介します。

『Essential Home』とは

時をさかのぼり2017年5月、アンディ・ルービン氏は『Essential Phone』と『Essential Home』を同時に発表しました。前者は発売され日本にも展開されましたが、後者は発売することなく、まさに幻のスマートスピーカーとなってしまいました。

デザインは以下のようなもので、当時流行しはじめていた『Google Home』や『Amazon Echo』のライバルとなり得る製品だったのでしょう。

ただし、当時のスマートスピーカーとの大きな違いとしては天面に液晶ディスプレイが搭載しているという点で、現在の『Echo Show』や『Nest Hub』のような液晶ディスプレイ付きタイプの先駆けとなるはずでした。

機能にも力を入れており、「Ambient OS」という専門OSの導入、「見つめることで起動する」機能などの先進機能、できる限りローカル上で情報を処理する設計などをはじめとしたプライバシー保護への取り組みなど、なかなか面白いくなりそうな機種でもありました。

eBayで流通?ただし高い。

残念ながら幻となった『Essential Home』ですが、プロトタイプがeBayにて販売されていました。

価格は900ドル(約110,000円)です。(高っか)

返品不可です。

こちらが側面の画像になります。プロトタイプらしい点もあるものの、おおむね発表時のデザインと同じです。マスキングテープが張り付いているのはディスプレイが固定されていないからでしょうか。

また、動作させることも可能であり、Essentialロゴの表示やAndroidが動作している写真が掲載されています。予定では「Ambient OS」搭載となっていましたが、Androidのカスタム版の予定だったのでしょうか。3枚目のシステム情報の画面では、ストレージが50.43GB空きがあると記載されており、64GBであることが推測できます。

また、AndroidOSバージョンは8.1です。

誰も買わないとは思いますが、世界に1台(多分)だけのスマートスピーカーが欲しい方はいかがでしょうか。ただし、現状ではただの置き型AndroidPCですので、部屋のインテリアとしてオシャレに配置してみても良いかもしれません。

SOURCE:eBay

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