『Nothing Phone (1)』の詳細&デザイン予想画像。良いなあ。
OnePlusの創業メンバーなどで立ち上げられた英国「Nothing(ナッシング)」から、同社初、『Nothing OS』搭載のスマートフォンの発表が予告されました。機種名は『Nothing phone (1)』で、Twitterや公式サイトの情報から、『日本上陸』とあるように日本国内での展開の可能性も大いに期待できそうです。
Nothing スマートフォン展開までの流れ
スマートフォンブランドである「OnePlus」の創設者の一人であるCarl Pei(カール ペイ)氏により立ち上げられた「Nothing」ですが、2021年にスマートフォンメーカーである『Essential Products』を買収するなど、スマートフォン市場への参入を予想させる動きがみられていました。
『Essential』とは?
Androidの父とも呼ばれるAndy Rubin(アンディ・ルービン)氏によって立ち上げられた会社で、2017年には『Essential Phone』を発売しました。この機種は『iPhone X』のほぼ同期的存在で、他社に先駆けてノッチデザインの採用、チタン製フレーム、拡張カメラモジュールなど、他社には無い独特かつ唯一性のあるものでした。日本国内でも展開され、楽天モバイル(MVNO)、IIJでも取り扱われました。
筆者も所有していますが、発売から5年近く経過した今でも色あせないデザイン性の高さで、フラットな背面などは見習ってほしいものです。
phone(1) の特徴
Nothing OS搭載
このOSの存在が最大の特徴になります。上のスクリーンショットをご覧の通り、完全独自OSではなくAndroidをベースにセミカスタムしたものになります。「カスタム」とはいってもこの画面の限りではAOSPに近いデザインです。最低限な機能で最高の性能を発揮できるとしています。
時計や日付などに使用されているLED表示器のようなフォントが特徴的ですが、この画面に限らず様々な場面でこのような表示になっているのがわかります。
このランチャーアプリ、今後は他のAndroid向けにもリリースされる予定とのことです。
3年間のOSアップデート保証
発売が予定される『Nothing phone(1)』は、3年間のOSアップデートと4年間のセキュリティアップデートが保証されるとしています。Android12搭載でリリースされた場合、Android15or16までサポートされるということになります。この長さはPixelシリーズなみで、長く使うという点では非常にうれしいです。保証は長いに越したことはありません。
Qualcommと協業、ハイスペックスマホに?
『BEST OF ANDROID』、『FAST & SMOOTH』とあるように、ハイエンドモデルになる可能性が高いです。Qualcommとの協業も発表されており、メモリの最適化、アプリ機能の高速化などを行い、『Snapdragon 8 Gen1』などが搭載されることが予想されます。
今夏発売予定
発表にあった通り、2022年夏の発売が予定されています。正確な月日は明らかにされていませんが、発売日はそれなりに近いということです。
デザイン
ここからは発表会での内容ではありません。今回の場で明らかにならなかったもので気になる点は、『実機デザイン』『SoC等のスペック』です。
そのうち、実機デザインについてのコンセプトデザインがBen Geskin氏によって作成されていましたのでご紹介します。
あくまでもコンセプトデザインです。実機がこのようになるとは限りません。
デザインレンダリング画像
今回作成されたコンセプトデザインは、Nothingの発表会でも使用されていた特徴的なデザインを背面前面にあしらったものになります。カメラを右上の『C』の中に配置しており、『iPhone X』的な感じです。中央の円形というより『G』はワイヤレス充電のコイル、もしくはMagSafe的なものでしょうか。独自性が高くおしゃれですね。半透明なのもNothingらしく面白いですね。
右側には電源、音量ボタン、中央にはパンチホールカメラが配置されています。上下左右のベゼル幅が均一なのもよいですね。個人的にはスマートフォンのデザインの完成形だなと思います。
まとめ
実機がどのようなデザインになるのかは今のところ不明かつ、決まってなとしですが、価格と仕様次第ではかなり魅力的な選択肢になります。
これ、『バルミューダフォン(笑)』の完全上位互換になりそうな気がするのは自分だけでしょうか。楽しみです。
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