100円均一ストアで『Type-C』端子搭載、ハイコスパモバイルバッテリーレビュー

以前ご紹介した磁気研究所(HIDISC)のモバイルバッテリーとほぼ同スペックなものが、100円ショップ『ワッツ』で販売されていました。100円ショップですがこちらは550円(税込)です。当然でしょう。

5,000mAh以下のモバイルバッテリーはよく100円ショップで見かけることができますが、ほとんどの充電端子が『microUSB』の中、こちらは『Type-C』です。このモバイルバッテリー、Type-C信者の私にとっては買わざるを得なかったのでご紹介します。

パッケージ・デザイン

3台同時充電ができると謳っているこのモデル。以前紹介したHIDISCのものとほぼ同じというのが瞬時にわかります。開封していきましょう。

全体的に角ばっているデザインで、厚みは1.5cmと標準的です。前面には右から「Type-A・Type-C・Type-A」の順で配置されており、側面には充電用の「microUSB」があります。ちなみにですが、充電はType-CとmicroUSBのどちらでもできます。

付属品は説明書、Type-A~Cのケーブルです。

microUSBで充電の図

スペック

仕様

パッケージ背面をそのまま記載します。

仕様
メーカーECore
型番M-18
容量5000mAh@3.7V
(18.5Wh)
定格容量3250mAh@5V
サイズ
質量
約93×63×14.5mm
約117g
充電時間約3時間
1時間当たり約1500mAh
使用可能回数約500回
入力5V2.1A
USB PD充電器使用不可
出力Type-A①
Type-C 5V2.1A
Type-A② 5V1A
合計最大2.1A

どこかで見覚えのある仕様です。充電速度や使用回数など、HIDISCのものとほぼ一致します。

3台同時充電可能ですが、最大2.1Aまでの点は注意が必要です。仮に3台同時に充電した場合、1台当たり700mAhになります。

USB-PDで充電はできません

このモバイルバッテリー本体への充電にUSB-PD充電器を使用することはできません。実際に確認したところ、18~60WのPD充電器どれにおいても充電することはできませんでした。(充電ランプつかず)

はじめから充電されていて即使用可能

これは保管期間にもよりますので絶対とは言えませんが、パッケージ開封の状態からランプ4つ分(75%以上)充電されていました。外出先で急に電源が必要な時に買って使うこともできそうです。

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充電速度

以下では、実際の充電速度をAndroidアプリである「Ampere」を用いて計測していきます。これはソフトウェア的な計測アプリなので、実際の速度と異なる点には注意が必要です。また、消費電力も含めた表示になっているため、この点も確認が必要です。消費電力は「350mAh」ほどの状態で計測しています。

Type-Cポート

約1900mAと、ほぼ規格通りの速度が出ています。

Type-Aポート①

Type-A端子の一つ目です。⚡⚡マークがついているもので、最大2.1Aのものです。

こちらは思ったより速度が出ていません。

Type-Aポート②

⚡マークのもので、最大1Aです。

こちらは規格以上に出ているでしょうか。

まとめ

550円と考えれば充分すぎる

即使用可能、2.1A、Type-C、ケーブル付属、5000mAh、手ごろなサイズ感などなど、使用可能回数が少し少な目な気もしますが、価格を考えれば充分です。USB-PD充電器で充電できない点は重要で誤って充電しようとすると双方の故障の原因となりかねないので注意しましょう。

処分は気を付けて

モバイルバッテリーは一般ごみとして廃棄することができません。そのため、各自治体の指示に従って適切に処理をする必要があります。ヤマダデンキやビックカメラなどの家電量販店ではリサイクル用の回収ボックスを設置している店舗もあります。

このような方法がとれない場合、メーカーであるECoreに送付すれば廃棄してくれるとのことですが、送料発送者負担になります。

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