「Oppo A54 5G」レビュー。格安5Gスマホの金字塔。




低価格ながらスペックはもりに盛る、そんな感じのオウガジャパンのOPPOシリーズらしい良コスパなスマートフォンのご紹介です。
スペックシート
まずはスペック表です。
スペック | |
---|---|
機種 | Oppo A54 5G |
出荷時のOS | Android 11 ColorOS 11 |
SoC | Snapdragon 480 5G 8コア / 2.0GHz |
RAM | LPDDR4X 2133 4GB |
ROM | 64GB UFS2.1 microSD 最大1TB対応 |
ディスプレイ | TFT液晶ディスプレイ 6.5インチ 2400×1080 (FHD+) 90Hz |
アウトカメラ | 広角:4800万画素 F1.7 超広角:800万画素 F2.2 マクロ:200万画素 F2.4 モノクロ:200万画素 F2.4 4K動画非対応 (最大1080p) |
インカメラ | 1600万画素 F2.0 |
ネットワーク | DSDS(SIMフリー) nanoSIM |
5G:n3/n28/n77/n78 4G:1/2/3/4/5/7/8/ 12/17/18/19/20/ 26/28/38/39/40/41/42 WiFi:802.11a/b/g/n/ac (WiFi5) Bluetooth5.1 | |
I/O | USB Type-C USB2.0 イヤホンジャック |
セキュリティ | 側面指紋認証 顔認証 |
防水防塵 おサイフケータイ | 非対応 非対応(NFC) |
バッテリー | 5,000mAh USB PD対応 18W QuickCharge3.0 |
サイズ 重量 | 約162.9×約74.7×約8.4mm 重量:190 g |
4GB RAM、128GBストレージなど、この辺りは一般的なエントリーモデルと同様ですが、90Hzディスプレイや4800万画素レンズをはじめとしたクアッドレンズ構成のカメラなど、最近のトレンドを抑えたハイレベルな仕様構成です。
また、SoCはSnapdragon480で、5Gに対応しています。
本体デザイン
本体デザインを見ていきます。
今回紹介するカラーはブラックになります。ボディのサイズとしては「Reno3A」と同等で、保護フィルムなどが共通で販売されているものもあります。
背面は光の当たり方で色がグラデーションするきれいなブラックです。指紋はつきやすいですが非常に美しいです。
全体的な質感はかなり良く、ベゼルも液晶ディスプレイの中では狭い印象で、幅3mmほどです。
発色もDCI-P3 100%だけあって、液晶の中ではきれいな部類に入ります。リフレッシュレートも90Hzに対応していますが、動画やゲームの90Hzには対応していないとのことです。








右側面には指紋認証があります。上位モデルには画面内、下位モデルには側面指紋認証というスマートフォンが増えましたね。相対的に背面指紋認証のスマートフォンは絶滅危惧種レベルで減りました。側面はデザイン性が良くなりますが、右手メインでしか使用できないのは気になります。
下部にはイヤホンジャック、スピーカー、USB Type-C (2.0) があります。




カメラはクアッド構成で、本体に対して1.5mmほど出っ張っています。
各種ベンチマーク
Snapdragon 480 5G を搭載するこのスマホ、実力はいかがなものでしょうか。調べてみました。
Antutuベンチマーク
ド定番ベンチマークテストです。この機種では3Dテストは「Lite」になります。




Antutu 9.2.9 | スコア |
---|---|
総合 | 280760 |
CPU | 96825 |
GPU | 66639 |
MEM | 52359 |
UX | 64937 |
性能の高さにびっくりです。Snapdragon400番台とは思えないですね。












Snapdragon 730G、765G レベルの性能を有していますので、軽いゲームであれば余裕なレベルです。400番台だからって見くびっちゃいけませんね。
Geekbenchi 5




Single-Core Score | 515 |
Multi-Core Score | 1603 |
主にCPU性能を図るテストです。シングルコアでのスコアは「515」と、Snapdragon845搭載機種を上回ります。マルチコアでの結果は「1603」で、Helio G90TやSnapdragon 732Gレベルのスコアです。
3D Mark




Antutuストレージテスト




Antutuベンチマーク内のストレージテストです。UFS2.1だけあって速度は充分に早いです。SATASSD並みの速度ですね。
ColorOSは慣れれば便利




OppoブランドのスマートフォンにはAndroidをカスタムしたColorOSが搭載されています。ホーム画面がiPhoneシリーズのiOSに似たデザインが特徴的で、アプリがドロワーではなくホーム画面に直接並べられていくのが特徴です。(当然設定で変えることができます)








デフォルトでナビゲーションバーの配置がデフォルトとは違うもので、Galaxyシリーズのように戻るボタンが右側です。(こちらも当然ながら変更できます。)
カメラ








秋葉原
比較していきましょう。




こちらはPixel5です。




どちらも完全オートモードで撮影しています。目に見えてわかる差としては、A54の方が全体的に明るく、HDRが効いていカラフルな印象です。ISO値の違いが表れていると思います。




画像を拡大して並べてみました。こう見ると差がはっきりとします。全体的な文字のぼやけ具合、文字のくっきり具合などが解像度の差が出ています。
まとめ…価格
バイブレーションの振動は安っぽいなと感じます。iPhoneやPixelシリーズのバイブレーションに慣れた人にとってはかなり違和感を覚えると思います。また、防水防塵やおサイフケータイには非対応です。この点は取捨選択だろうなという感じです。
価格です。この機種は単体版(SIMフリー版)とUQ&AUから発売されていますが、希望価格は32,000円ほど、相場は27,000円ほどと非常に低価格です。
各MNOやMVNOでも発売されており、キャンペーンやセールなどによっては1万円程度で購入できるタイミングもあります。