Pentium「Y」シリーズの性能まとめ(4415Y 6500Y)
2022年2月2日
2022年2月10日
結構影が薄いIntelモバイル向けCPUの「Y」シリーズのご紹介です。TDP15W前後の「U」シリーズよりもさらに低い5W程度の低消費電力が特徴となっており、同じ5WTDPの「N」シリーズと共に薄型タブレットや超軽量ノートパソコン等に利用されています。
ここでの「Y」と「N」の大きな違いとしては、構造設計の違いになっており、前者がCoreシリーズの設計構造、後者がAtomシリーズの設計構造を使用しているというものになります。Pentiumにおいては「Y、U、G」が「Pentium Gold」、「N、J」が「Pentium Silver」と分類されています。
ブランド | Pentium Gold | Pentium Silver |
---|---|---|
設計構造 | Core i | Atom |
SKU | Y、U、G | N、J |
仕様リスト
型番 | アーキテクチャ | クロック数 | コア / スレッド | プロセスルール | L3キャッシュ | TDP | 発表年 | Paassmark スコア (2022/01) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6500Y | Amber Lake Y | 1.1/3.4GHz | 2/4 | 14nm | 4MB | 5W | 2021 | 3040 |
4425Y | Amber Lake | 1.7GHz | 2/4 | 14nm | 2MB | 6W | 2019 | 1687 |
4415Y | Kaby Lake | 1.6GHz | 2/4 | 14nm | 2MB | 6W | 2017 | 1610 |
4410Y | Kaby Lake | 1.5GHz | 2/4 | 14nm | 2MB | 6W | 2017 | 1444 |
Chart by Visualizer
年々微妙な性能向上を続けてきたこのシリーズですが、6500Yからターボブーストに対応して性能が大幅に向上しています。
下位モデルのはず、「N」シリーズとの比較
比較されることが多いNシリーズと性能の差をグラフにしてみました。
上位モデルのはずのYシリーズですが、やはりコア数が2コアであることが性能に影響しています。現状のNシリーズは上位モデルであれば4コア4スレッドのため、CeleronであってもYシリーズと大きな差をつけています。
YシリーズCPU搭載のPC
Surface Goシリーズ
一番有名、というよりこのパソコン以外でこのCPUを搭載しているPCを見たことはあまりありません。
Surface Go3 8GB/128GBモデル。Surface Go2以前のPentiumモデルは性能低め。 |
中古です。 |
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