【寝ホン】最強のお供「1MORE ComfoBuds Z」レビュー

「寝ホン」という言葉、ご存じでしょうか。簡単に言うと寝ながら、寝るときに使用するイヤホンのことで、横になっても耳が痛くならない、誤操作を起こさないなどなど、様々な条件が必要です(完全個人的意見)。私的にはケーブルが邪魔にならない完全ワイヤレスタイプを探し求めていました。

そんな寝ホン界ですが、最近話題になったばかりのためそれに見合うものが少ない印象です。特に音質、バッテリー容量とイヤホンのサイズはトレードオフの関係と言っていいものです。

これしか無かった

1MORE ComfoBudsZ

最近『マツコの知らない世界』でも紹介されたらしく、Amazonでは在庫切れが続いています。楽天市場などでも出品はされているものの、転売とみられる高価な価格での出品もあり、注意が必要です。少なくとも筆者が購入した2022年1月時点では1万円前後でした。

  • 完全ワイヤレス
  • 超小型
  • Type-C端子
  • 高すぎない

これらを満たすイヤホンはこれしかなかったです。購入時の価格はAmazonのタイムセールで7900円ほどでした。スペックは以下のようになります。

型番 EH601
Bluetooth
バージョン
Bluetooth 5.0
対応コーデックSBC、AAC
マイク非搭載
バッテリー容量
本体
ケース
本体:30mAh
ケース:410mAh
連続使用可能時間音楽:2時間30分
内臓曲:3時間30分
充電時間85分
サイズ本体:24×9.2×14.2mm
ケース:60×30×38.5mm

大きな特徴は「マイクがない」「操作ボタンがない」という点です。そのため、イヤホン経由での通話はもちろんできませんし、電車内などのスマートフォンを手に 持てない状況での曲送り等の操作もできません。完全に使い方を選ぶニッチなイヤホンだということです。ですが、そういった機能を削ったからこそ実現できたサイズ感があります。

開封~デザイン

外箱

すばらしいシールがついています。
付属品はポーチ、ケーブル、イヤーピース

本体

WF-1000XM4との比較をメインで行ってみました。

ケースは特別小さくありません。底面は平らかつラバー素材になっているので、安定して置くことができます。なお、ワイヤレス充電には対応していません。

本体になります。ケースから出すと自動で電源が入ります。

ケースから出して比較してみました。凄まじいサイズ感の差です。WF1000XM4も比較的小さいと思っていましたが、この差は圧倒的です。また、マイクやボタン、ランプ類が一切存在しないので、穴がないすっきりとしたデザインになっています。

使用感、音質

本当に小さいです。耳の穴にすっぽりと入るサイズで、横になってもほとんど痛くありません。耳へのフィット感は人によって変わってくるとは思いますが、形としては標準的なものなのでイヤーピースの交換などで自分好みにできると思います。

Amazonのページでは記載がありませんでしたが、他の販売サイトの画像からBA型のドライバが採用されていることが分かります。というより、BA形じゃないとこのサイズには収められないでしょう。

AndroidスマートフォンとAACで接続して聞いてみました。

音質はフラットめな印象で、低音から高音まで基本的にバランスよく聞こえますが、低音と音圧にについてはイヤーピースのフィット感によって大きく変化します。この辺りはBA型の特徴ともいえるでしょう。

同価格帯の通常のワイヤレスイヤホンのほうが確実に音質は良いといえるでしょう。ただ、このイヤホンは『小ささ』が最大の武器なので、そもそも戦う舞台が違うとも思います。

充電が減少しても『Battery Low』などといった音声で知らせてくれるあえて機能はついておらず、電源が切れるときも無音で切れます。睡眠を阻害しないための配慮ですね。中華イヤホンなどでは30秒ごとくらいに大音量で知らせてくれる迷惑な機種もありますが、鳴らないでくれたほうがよっぽどマシです。

充電端子がType-Cなのがすばらしいポイントです。スマートフォンと同じケーブルで良い&表裏が存在しない、これだけで大幅にクオリティ・オブ・ライフが向上するでしょう。

早くmicroUSBには消滅してほしいのですが、あの欠陥端子いつまで出しゃばってくるんですかね。安めのモバイルバッテリーやイヤホンなどなどでは何食わぬ顔で存在しているのが許せません(安いからmicroUSBなんだろという話ですね)。そして、SONYのAPS-Cミラーレス&RX100はType-Cを採用しろと声を大にして言いたいです。愚痴です。

専用アプリがシンプルかつ有能

このイヤホン、うれしいことに専用アプリが存在します。商品紹介に記載されていたオフタイマー機能や内臓音楽の再生はこちらから操作することになります。

専用音楽(落ち着く音)は雨の音や波の音など、睡眠導入にもってこいな環境音が揃っています。デフォルトでは6種類の音が入っていますが、どこから追加できるのでしょうか。

地味な点ですが、Bluetoothの設定とは別に音量を微調整できるのはうれしいポイントです。音が大きすぎて眠れない、なんて課題を解決してくれます。

また、アプリ内でバーンイン(多分エージング)機能も付いています。この機能についての詳細な説明も記載されており、よくできているなと感じます。

まとめ

快眠を求めた最強ワイヤレスイヤホン

  • 痛くならないサイズ感がうれしい
  • 専用アプリの出来が良い
  • タイマーや環境音など、不随機能も充実

現時点では文句なし、今まで「有りそうでで無かった」快適な寝ホンです。
最大のネックはごろ寝用のためだけに1万円を出す価値があるのか、という点かもしれませんが、私としては充分に良い買い物ができたなと思っています。1万円だと高いと感じる方でも、定期的にセール価格になっているみたいなので、そのタイミングで検討してみても良いかもしれません。

あわせて読みたい、謎イヤホン達。

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