このサイズ感のノートパソコン、すごい欲しいです。

大手中華PC&タブレットメーカである「CHUWI(ツーウェイ)」から、10インチクラスの小型2in1ノートパソコン、「MiniBook X」が発表されました。

名前の通り、以前に同社から販売されている「MiniBook」の発展形のモデルになります。全機種は8インチのUMPCであったのに対して、今回では10.8インチまで大型化しています。事実上「OneMix 4」対抗モデルといっても過言ではないでしょう。

スペックシート・デザイン

サイズ的に近い「OneMix 4」のi5 8GBモデルと比較してみます。また、情報は発売前のメーカー発表のものなので、今後変更されることがあります。

サイズ、重量ともに一回り大きいです。CPUこそCeleronですが、メモリ12GB&SSD512GBというハイスペックモデル並みの容量を有しています。メモリ容量の中途半端さは中華メーカーらしいですね。

キーボードの配列もちらっと見ることができますが、特に変則的な配置は見られないと思います。電源ボタンもキーボード上ではなく側面についていそうです。タッチパッドは有効範囲ギリギリまで広げたスタイルで、十分な操作性があると推測できます。

初、パンチホールインカメラ搭載

実機画像は掲載されていませんが、画面の鳥のくちばしが指しているように、Windowsノートパソコンとしては良くも悪くも初のパンチホールカメラを搭載しています。「OneMix 4」ではベゼルレス化にともなってインカメラが省略されていたのが弱点でしたが、CHUWIはこのようなスタイルでベゼルレス化とインカメラを両立しました。

しかしながら、OSレベルでのパンチホールでの対応はされていないはずなので、表示領域をパンチホール以下にするのか、それともそのまま隠すのか、どのように対策を施すのか気になるところです。

この画像、上下左右の隅が最近のスマートフォンのように丸まっていますが、実機でもこうなるのでしょうか。実際にこうだとしたらかなり不便ですよね…。Windowsボタンやらデスクトップボタンやらが隠れてしまいませんか？角を丸めないで画面の角だけ丸めるのは少し理解に苦しみます。

また、画面占有率は90％とのことで、イメージ画像でベゼルを細く見せがちなCHUWIですが、それなりのベゼルであることは期待できます。いずれにしろ、この辺りは実機画像を楽しみに待ちたいところです。

CPU

CPUにはNシリーズCeleronとしては最新版となる「N5100」を搭載しています。4コア4スレッドで、最大クロックは2.8GHzです。

主にSurface Goシリーズに搭載されているCPUとの比較も行いましたが、「Surface Go2 (4GB)」以上「Surface Go3」「Surface Go2 (LTE)」以下の性能です。「OneMix 4」のi5とは圧倒的な差があります。

価格・まとめ

MiniBook Xの価格は589ドルです。日本円にすると67,000円ほどでしょうか。スペックの割には割高感もあるかもしれませんが、今後のキャンペーンやセール等で値引きが行われる可能性が高いです。

このサイズ感のノートパソコン、昔から流行ってほしいと思っているのですがなかなか出ないんですよね。その分この機種には期待しています。デザインもかっこいいですし、性能も必要十分といったところで、10インチ台ノートPCを探している方には良い選択肢になるのではないでしょうか。