今更過ぎる「XPERIA 10Ⅱ」レビュー

今更レビューシリーズ、再びです。

今回は久々にミッドレンジモデルのXPERIAである「XPERIA 10Ⅱ」(A001SO)を購入しましたのでご紹介します。

そもそも、XPERIAにとっての複数キャリア向けミッドレンジ帯のスマートフォン投入は最近まで行われておらず、直近の場合では「XPERIA 8」に続いて二例目になります。SONYは高価格モデルに力を入れるばかりに、SHARPなどにメインストリーム体であるライト層のシェアを奪われてしまった感がありましたが、やっとのミッドレンジ帯投入という感じです。最近では後継機種である「XPERIA 10Ⅲ」も発売されており、これからのスタンダードモデルとして定着していきそうです。

SONY XPERIA 10 ⅱ

スペックシート

 スペック
機種XPERIA 10 ⅱ
出荷時のOSAndroid 10
SoCSnapdragon 665
RAM4GB
ROM64GB
microSD 最大1TB対応
ディスプレイ6.0インチ FHD+
有機EL
アウトカメラ超広角:8MP F2.2
広角:12MP F2.0
望遠:8MP F2.4
インカメラ8MP F2.0
ネットワークWiFi:802.11 a/b/g/n/ac (WiFi5)
Bluetooth5.0
SIMmicroSIM ×1
I/OUSB Type-C
USB2.0
イヤホンジャック
セキュリティ指紋認証
(側面)
防水防塵
おサイフケータイ
IPX5/8 IP6X
対応
バッテリー3600mAh
USB PD対応
サイズ
重量
約157×約69×約8.1mm
重量:151 g

スペックは控えめ気味ですが、大半の人にとって十分かつスタンダードです。
この機種の個人的特徴としては、151gと6インチという画面サイズの割にかなり軽量です。この画面サイズ帯で同じような重さの機種は「P30 Lite」と「AQUOS Zero 1・2」、「Pixel 5」くらいでしょう。この軽さはこの機種の魅力的なポイントです。

本体デザイン

前面と背面になります。

全体的にスクエアなデザインで非常にかっこいいです。ハイエンドモデルと違って、光沢感少なめです。側面フレームはプラスチック製だと思われますが、ここが軽量化に繋がっているのでしょう。好印象な点として、ミッドレンジ帯であるにも関わらず「gorillaglass 6」を背面前面に採用しています。

「XPERIA 5」から採用されているカメラを左側に配置するスタイルを踏襲しています。「XPERIA 1」のように中央に配置されている場合、どちら側の横にしてのカメラ撮影が問題なくできますが、縦で手に持った場合ではレンズ部に指があたってしまうというデメリットがあります。個人的には右側に寄っていた方がかっこいいと感じます。

ベゼル幅はXPERIAのハイエンドモデルと比較すると多少広い印象です。本体サイズのXPERIA 5Ⅱと比較すると、本体幅は69mmと69mmに対して、画面サイズは6インチと6.1インチと、5Ⅱのほうがスリムかつ大画面になっています。価格の差を考えれば妥当です。

画面サイズと本体サイズの比較
ベゼル幅。

上面にはイヤホンジャックが搭載されています。少し気になるのですが、海外メーカーは下部にイヤホンジャックを搭載するのに対して、国内メーカーは下部に搭載する傾向があるように思えます。どういった理由なのかは気になるところでもあります。

底面にはUSBType-Cとマイク、スピーカーがあります、上部のスピーカーも併せてステレオなのかと思いましたが、メディアの再生時は下側からのみ音が出ます。

左側面にはSIM/SDカードスロットがあり、反対側の右側面には上から音量ボタン、電源ボタン兼指紋センサーがあります。XPERIAシリーズの特徴であるカメラ用ボタンがついていないことから、カメラにそこまで力を入れていないのが伺えます。

指紋センサーはXPERIA 5以前の独立型ではなく、XZ1以前に近い一体型を採用しています。この形はアメリカでは特許の問題で指紋センサーとしての機能を無効にせざるを得ないという問題がありましたが、現在はどうなっているのでしょうか。

ディスプレイ性能

ミッドレンジ帯XPERIA初の有機ELを採用しています。ただし画像処理エンジンは上位モデルとは違い「トリルミナスディスプレイ For Mobile」で、HDRには対応していません。

最大輝度が上位モデルに比べると低めですので、日差しの下などでは少し見にくいかもしれません。

カメラ性能を作例とともに比較

超広角、広角、望遠のトリプルレンズ構成です。明るい場所、東京駅前の定番スポットにて撮影してみました。

Pixel 5との比較を中心に行っています。特別な記載がない限り、左側がXPERIA 10Ⅱ、右側がPixel 5です。

見晴らしの良い公園にて

神奈川県の公園にて撮影してみました。はじめに広角・標準・望遠の順に同じ場所から撮影してみました。

広角レンズ
標準レンズ
望遠レンズ

充分な写りでしょうか。普段Pixelシリーズを使用しているとハードルが上がりすぎて良い悪いの判別が難しくなってしまいます。
逆行気味なのもあるかもしれませんが、各レンズで色の感じがそれぞれ違います。

次はPixel 5と比較してみます。

標準レンズ

Pixel 5のほうが実際の色合いに忠実です。

Pixel 5
XPERIA 10Ⅱ

拡大した際の解像感は大差ないように感じます。標準レンズの解像度自体はどちらも約1,200万画素です。

ナイトモードを搭載。酷ながらPixel 5と比較。

上位モデルには無いナイトモードを搭載しています。

東京駅:標準レンズ
東京駅:広角レンズ

拡大して比較してみました。左がXPERIA 10Ⅱ、右がPixel 5になります。かなり差があります。本来はレンガ造りの東京駅ですが、XPERIAは完全にノイズによって消されてしまっています。

同価格帯のものではない時点で比較としては破綻気味で仕方ないものかもしれませんが、比較してしまうとかなりノイズが目立つ結果となります。特に広角レンズにおいては躊躇で、小さいセンサーサイズでの限界が見えています。こう考えるとPixelシリーズのカメラ(ソフトウェア)の優秀さがとてもよくわかります。

各種ベンチマーク

総合性能…Antutu benchmark

まずは定番、GooglePlayストアから消されてから久しいAntutuベンチマークです。

SoCは「Snapdragon665」です。2019年に発表されたもので、人気ミッドレンジSoCであった「Snapdragon660」の直接的な後継機種となっています。現在ではミッドローあたりになるでしょうか。「Snapdragon 700」番台だったりするとさらに良かったなとも思います。

CPU性能…Geekbench

ストレージ性能…A1 SDbench & Antutu

eMMCなのか…?かなり残念
参考程度のAQUOS R2 compact

全体的なスペックは控えめな印象です。とくにストレージに関しては、競合となるAQUOS Sense4がeMMCではなく高速なUFSストレージなので、こういった目には見えない点での性能向上があってもよかったなとも思います。

CPU性能も2019年ころであればミドルハイ程度の性能を有していましたが、現在では周回遅れで比較的低めな印象です。かといってもライトユーザーにとっては充分だと思います。

まとめ

最近のXPERIAらしい良質なデザインで、防水、おサイフケータイ、イヤホンジャックなどの基本的な機能は充実しています。ただし、正直言ってコスパが良いとは言えません。デザインにそこまでのこだわりがないのであれば「AQUOS Sense4」を選んだ方が良いのではとも思います。

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