【こういうので】Pixel 5aついに登場。スペック、比較まとめ。
ついに2021年8月17日、本命であるPixel6の開発を発表したGoogleから最新のaシリーズが発表されました。
前々から噂されてきたこの機種ですが、この機種の発表を前にPixel6が発表されたことで、かなり発表が近いのではないかとされていました。
そんな中での突然の発表、さらには翌日からの予約開始と、さらっとしれっと高コスパスマートフォンを出してきました。Pixel5ユーザーである私には購入の検討予知にも入らないスマホではありますが、同時に発売されていたらかなり悩んだと思われます。
今回はこの「Pixel 5a」の特徴を既出のPixelシリーズと比較しながら紹介していきます。
スペックシート
Pixel 5 | Pixel 5a 5G | Pixel 4a 5G | |
---|---|---|---|
発売時期 | 2020年10月 | 2021年8月 | 2020年10月 |
発売時のOS 現段階のOS | Android 11 | Android 11 | Android 11 |
SoC | Snapdragon 765G Titan M | Snapdragon 765G Titan M | Snapdragon 765G Titan M |
メモリ (RAM) | 8GB | 6GB | 6GB |
ストレージ (ROM) | 128GB Googleフォト アップロード | 128GB | 128GB Googleフォト アップロード |
ディスプレイ | 6インチ 90Hzディスプレイ 19.5:9 2340×1080 OLED gorillaglass 6 | 6.34インチ 60Hzディスプレイ 20:9 2400×1080 gorillaglass 3 | 6.34インチ 60Hzディスプレイ 20:9 2400×1080 gorillaglass 3 |
アウトカメラ | 1,220万画素 F/1.7 1,600万画素(超広角) F/2.2 スペクトル + フリッカー センサー | 1,220万画素 F/1.7 1,600万画素(超広角) F/2.2 | 1,220万画素 F/1.7 1,600万画素(超広角) F/2.2 |
インカメラ | 800万画素 F/2.0 | 800万画素 F/2.0 | 800万画素 F/2.0 |
WIFI Bluetooth | 802.11 a/b/g/n/ac (WiFi5) Bluetooth5.0 | 802.11 a/b/g/n/ac (WiFi5) Bluetooth5.0 | 802.11 a/b/g/n/ac (WiFi5) Bluetooth5.0 |
ネットワーク | 5G(Sub6) eSIM | 5G(Sub6) eSIM | 5G(Sub6) eSIM |
セキュリティ | 指紋認証 | 指紋認証 | 指紋認証 |
バッテリー | 4,080mAh ワイヤレス充電 | 4,680mAh | 3,885mAh |
USB | USB Type-C USB3.1 Gen1 | USB Type-C USB3.1 Gen1 | USB Type-C USB3.1 Gen1 |
イヤホンジャック | 非搭載 | 搭載 | |
防水 | 対応 IP67 | 対応 IP67 | 対応 (撥水) |
サイズ | 144.7×70.4×8.0mm 151g | 154.9×73.7×7.6mm 183g | 15.3.9×47×8.2mm 168g |
素材 | プレミアム金属製ユニボディ レジン加工 | プレミアム金属製ユニボディ | ソフトタッチ ポリカーボネート製ユニボディ |
カラー | Sage Just black | Mostly Black | Just Black Clearly White |
価格 | 74,800円 | 51,700円 | 60,500円 |
おサイフケータイ(フェリカ)にも勿論対応しています。
勿論5Gに対応
搭載SoCは「Snapdragon 765G」で、これまでPixel5とPixel4a(5G)に搭載されています。ミッドハイの5Gスマートフォンに多く搭載されおり、性能のバランスが良いのが特徴です。
5Gにも対応しており、対応エリアでは高速通信が可能です。ちなみにミリ波ではなくSub6です。
同じデザイン、違うサイズ
デザインは今まで(4a以降)のデザインを汲むものを引き継いでいます。Pixel6では大幅に変更されていることから、このデザインはこの機種で見納めだと思います。
Pixel 5、Pixel 4a(5G)の両方とも本体サイズが違い、横幅だけ見れば両機種の中間的な立ち位置にあります。
また、これまでの機種と比較してアスペクト比が変更されており、「19.5:9」から「20:9」に変更されています。微小な差かもしれませんが、隣同士に並べてみると違いが分かりやすいかもしれません。ちょうどXPERIAシリーズののっぽなデザインとの間な感じでしょうか。最近の縦長化の流れを見るとXPERIAは先を行っていたというのがよくわかります。
また、これは完全に人によって意見が変わるポイントですが、本体の横幅は「73.7mm」と、個人的にはそれなりに大きいです。iPhone12ProMaxなどを使用している人にとっては小さく感じるかもしれませんが、AQUOS R6などに近いサイズです。アスペクト比が変わってもスリムになっているというわけではなさそうなので、小さめのスマホが良いという方には大きく感じるかもしれません。
Pixel 5と比較
はじめに無印モデルである「Pixel 5」と比較していきましょう。
バッテリーデカ盛り
まずはバッテリー容量、電池持ちの良さに定評がある(個人観)Pixel5の4,080mAhに対して、Pixel5aは4,680mAhの更なる大容量バッテリーを搭載しています。どれだけ長持ちするのでしょうか。スーパーバッテリーセーバーを使用すれば最大48時間電池が持つらしいです。
カメラは同じ(ほぼ)
カメラのレンズ構成、ソフトウェアは全くと言っていいほど同じです。Pixelシリーズの最大の魅力はカメラだと思っていますが、このカメラが廉価版でも遜色なく使えるという、非常に好感が持てるやり方だなと思います。
しかしながら、カメラ機能すべてが同じというわけではありません。写真のうつりにはそこまで影響しないとは思いますが、「スペクトル + フリッカー センサー」というものが省かれています。
レンズが二つ並んでいる横側(縦持ちでは下側)にあるものがそのセンサーです。これによって古い蛍光灯のフリッカーの対策、微細な色温度の調整ができとされています。
このセンサーは歴代のaシリーズでも省かれていたものになりますので当然といえば当然でしょうか。
(もちろん)イヤホンジャックも搭載
これまでのaシリーズ同様、イヤホンジャックがしっかりと搭載しています。iPhone7の登場あたりから始まったイヤホンジャックの排除ですが、最近になって復活する機種が増えつつあります。果して何がしたくて排除したのでしょうか。今更無くても良いという方もいるかもしれませんが、あるに越したことはないですよね?そんな点でも引き続き搭載してくれているのはありがたいことです。
aシリーズには初めてな機能も。
上位モデルの無印シリーズとの比較は一度置いといて、これまでの歴代「a」シリーズと比較していきましょう。今回の「5a」には、これまでと比較しても大幅な進歩をしている点や初搭載の機能がいくつかあります。
ついに完全防水に&防塵にも対応
一つ目としては、完全防水対応ということで、今までのaシリーズは撥水程度の防水性能しかありませんでしたが、今回は「IP67」という国内メーカースマートフォンと同じような一般的によく言われる防水機能を搭載しています。
イヤホンジャックが搭載されていると技術的な問題から撥水程度の処理になっているのではないかと勝手ながら思っていましたが、そうではないのですね。どちらにしろ、非常に良い進化です。
本体素材の変更
二つ目として、金属(アルミニウム)製ボディの採用です。もともとPixelシリーズの外装は高級感とは少し離れた所にあるので、金属感を重視しているものでもなくあまり違いに気づきにくい点ではありますが、これまではプラスチック(ポリカーボネート)製ボディでした。普段そこまで気にすることではないと思いますが、比較して耐衝撃性などの向上が期待できそうです。
まとめ…これまでのaシリーズの集大成
今回紹介した「Pixel 5a」でしたが、これまでのPixelシリーズの良いところを集めた「3a」からの取り敢えずの集大成的スマホな印象です。尖った機能はないかもしれませんが、5G対応、Googleの最新のソフトウェアが使える、3年間のOSアップデートや高機能なカメラなどなど、至れり尽くせりな機能が詰まっています。
ただし、カラーはMostly Black(大体黒、的な意味)となっています。その代わり純正ケースの種類は拡充されており、「Black Moss」「Maybe Moon」「Likely Lime」「Partially Pink」の四色がラインナップされています。
何と言ってもこの機種の魅力はコスパです。約52,000円でこれだけのスペックを用意しているのであれば文句の言いようがありません。もっとPixelスマホを多くの人に利用してほしいなと思います。
多くのスマートフォンユーザーにとってはこの一台で十分ではないでしょうか。名機種の予感がします。