Intel「N」「J」系CPUの性能まとめ。(N4100 N5100)

Intelの現行CPUでも最もローエンドな部類に分類される「N」シリーズと「J」シリーズ。
Nシリーズは主にモバイル向けに開発されており、低価格なノートパソコンや、小型PC、スティックPCなどに採用されています。最近ではアイリスオーヤマ初のノートパソコンにも採用され、その性能と価格で話題になりました。
Jシリーズはデスクトップ向けに開発されており、中国メーカーの低価格オールインワンデスクトップや、一部のノートパソコンに採用されています。

N、Jシリーズの特徴

2000年代後半に開発され、ネットブックなどで一時期話題となった「Atom」シリーズの後継シリーズです。「Celeron」などを名乗ってはいますが、あくまでも元はAtomということになります。ちなみに、CeleronやPentiumの「U」シリーズはCoreシリーズ系統となっています。

近年はタブレット向けや組み込み機器向けとして開発されていた「Atom」シリーズですが、タブレット向けCPUとしてのAtomモデルの発表は2015年を最後に行われておらず、現在ではタブレット向け、ノートPC向けとして「N」シリーズの採用例が多いです。

Atomは、インテルの製品分類でも特に低消費電力化が図られたLPIAと呼ばれるカテゴリに属している。LPIA製品としてはマイクロアーキテクチャから新規に開発された初めての製品である。

出典:Wikipedia 『Intel Atom』

Nシリーズの性能まとめ

(2021年3月時点)

型番ベースクロック
ブーストクロック
コア/スレッドPassmark
スコア

(2021/3)
L3キャッシュTDP登場年
Pentium
N6145
1.2GHz
3.0GHz
4/41.5MB
(L2)
6.5W2021
Pentium silver
N6005
2.0GHz
3.3GHz
4/44MB10W2021
Pentium silver
N6000
1.1GHz
3.3GHz
4/438274MB6W2021
Pentium silver
N5030
1.1GHz
3.1GHz
4/426984MB6W2019
Pentium silver
N5000
1.1GHz
2.7GHz
4/426274MB6W2017
Pentium N42001.1GHz
2.5GHz
4/421422MB6W2016
Celeron N62111.2GHz
3.0GHz
2/21.5MB
(L2)
6.5W2021
Celeron N62101.2GHz
2.6GHz
2/21.5MB
(L2)
6.5W2021
Celeron N51052.0GHz
2.9GHz
4/44MB10W2021
Celeron N51001.1GHz
2.8GHz
4/44MB10W2021
Celeron N45052.0GHz
2.9GHz
2/24MB10W2021
Celeron N45001.1GHz
2.8GHz
2/24MB10W2021
Celeron N41201.1GHz
2.6GHz
4/425094MB6W2019
Celeron N41001.1GHz
2.4GHz
4/424614MB6W2017
Celeron N40201.1GHz
2.8GHz
2/216204MB6W2019
Celeron N40001.1GHz
2.6GHz
2/214364MB6W2017
Celeron N34501.1GHz
2.2GHz
4/419242MB6W2016
Celeron N33501.1GHz
2.4GHz
2/211642MB6W2016
Celeron N31601.6GHz
2.24GHz
4/412632MB6W2016
Celeron N30601.6GHz
2.48GHz
2/29392MB6W2016
2コアは青色、4コアは橙色に塗り分け。
※セレロンのスペルを間違えてしまいました。後日修正します。

Jシリーズの性能まとめ

型番ベースクロック
ブーストクロック
コア/スレッドPassmark
スコア

(2021/3)
キャッシュTDP登場年
Pentium J64262.0GHz
3.0GHz
4/41.5MB
(L2)
10W2021
Pentium silver
J5040
2.0GHz
3.2GHz
4/436514MB10W2019
Pentium silver
J5005
1.5GHz
2.8GHz
4/430744MB10W2017
Pentium J42051.5GHz
2.6GHz
4/423462MB10W2016
Pentium J37101.6GHz
2.64GHz
4/413082MB6.5W2016
Celeron J61431.8GHz
3.0GHz
4/41.5MB
(L2)
10W2021
Celeron J61422.0GHz
2.6GHz
4/41.5MB
(L2)
10W2021
Celeron J41252.0GHz
2.7GHz
4/430734MB10W2019
Celeron J41151.8GHz
2.5GHz
4/427334MB10W2020
Celeron J41051.5GHz
2.5GHz
4/429674MB10W2017
Celeron J40252.0GHz
2.9GHz
2/219464MB10W2019
Celeron J40052.0GHz
2.7GHz
2/216264MB10W2017
Celeron J34551.5GHz
2.3GHz
2/22MB6W2016
Celeron J33552.0GHz
2.5GHz
2/212352MB6W2016
2コアは青色、4コアは橙色に塗り分け。

Core シリーズとのPassmark比較

現在メインのNシリーズと、性能が近い主流ノート用CPUと性能を比較してみます。

型番ベースクロック
ブーストクロック
コア/スレッドPassmark
スコア
L3キャッシュTDP登場年
Ryzen 7
5800U
1.9GHz
4.4GHz
8/161916616MB15W2021
Core i7
1185G7
3.0GHz
4.8GHz
4/81135112MB28W2020
Core i5
10210U
1.6GHz
4.2GHz
4/865076MB15W2019
Core i5
10210Y
1.0GHz
4.0GHz
4/849186MB7W2019
Core i3
10110U
2.1GHz
4.1GHz
2/440924MB15W2019
Pentium
N6000
1.1GHz
3.3GHz
4/438274MB6W2021
Core i7
7600U
2.8GHz
3.9GHz
2/436544MB15W2017
Core i5
6200U
2.3GHz
2.8GHz
2/430324MB15W2015
Pentium
N5000
1.1GHz
2.7GHz
4/426274MB6W2017
Core i3
6100U
2.3GHz2/426103MB12W2015
Celeron
N4120
1.1GHz
2.6GHz
4/425094MB6W2019
Core i7
4500U
1.8GHz
3.0GHz
2/425374MB15W2013
Celeron
N4020
1.1GHz
2.8GHz
2/216204MB6W2019
Core i3
4010U
1.7GHz2/416503MB15W2013
Nシリーズを橙色にしています。

さすがに近年の世代のCPUにはかないませんが、4年程度前のモデルであれば数値上では充分に勝っていると言えるのがわかります。

安めのノートPCを購入するときの選択肢として、CoreCPU搭載の中古も選択肢に入るかもしれませんが、意外にCeleronやPentiumの新品ノートパソコンのほうが安くて性能が良い、みたいなこともあるかもしれません。

あくまでも数値上の性能であり、必ずしもこの数値が実際の使用感の差に表れるとは限りませんが、これらのデータをパソコン購入時の参考にしていただけると幸いです。

「J」「N」シリーズを搭載したPCまとめ

①CHUWI 「GemiBook Pro」

ラップトップ型PCでありながらデスクトップ向けの「Celeron J4125」を搭載しています。メモリも12GBかつストレージも256GBのSATASSD、ディスプレイは2560×1440という2Kに対応した13インチ液晶、重量も1.5kgと、充分すぎる性能を持ち合わせています。

③BMAX 「Y11」「Y13」

筆者が実際に購入したノートパソコンです。メモリ8GB&SSD256GB、タッチ対応FHDディスプレイなのに関わらず、Amazonで実売40,000円前後で販売されています。USキーボードとメーカーが気にならなければア〇リ〇オーヤマのPCの100倍オススメできます。ほとんどすべての点において上を行くスペックです。ただ、やはりメーカーは重要ですよね。


CeleronN4100搭載の超小型デスクトップPC


下記のページでは、CeleronN4020を搭載した「BMAX Y11」とCorei5-4200Uを搭載した「VAIO Pro11」の性能を比較しています。単純なCPUの性能のみならず、ストレージやメモリ、グラフィックなどにも差が出ていますので、参考程度にご確認ください。

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