「XPERIA 1 Ⅱ」正式発表!スペックと価格まとめ
日本時間2月24日、 SonyはYoutubeチャンネル上にて新型XPERIAを発表しました。ほぼ直近のリーク情報の通りの名前である「XPERIA 1 Ⅱ(マークツー)」となります。
・スペックシート
機種名 | XPERIA 1 Ⅱ | XPERIA 1 |
販売キャリア | 未定 | SIMフリー(Pro版) AU Softbank Rakuten |
OSバージョン | Android 10 | Andoroid 9.0 |
SoC | Snapdragon 865 5G対応 | Snapdragon 855 |
RAM/ストレージ MicroSD | 8GB/256GB 対応 | 6GB/128GB(国内版64GB) 対応 |
アウトカメラ/インカメラ | 1200万画素 24mm F1.7 1200万画素 70mm F2.4 1200万画素 16mm F2.2 (レンズにZEISS T* コーティング) ToFセンサー RGB-IRセンサー /800万画素 | 1200万画素 26mm F1.6 1200万画素 52mm F2.4 1200万画素 16mm F2.4 /800万画素 |
ディスプレイ | 6.5インチ HDR対応有機EL 3840×1644 | 6.5インチ HDR対応有機EL 3840×1644 |
Wi-Fi対応規格 Bluetooth | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) Bluetooth 5.1 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) Bluetooth 5 |
バッテリー | 4,000mAh ワイヤレス充電対応 | 3,200mAh |
連続待受時間 (LTE) | 不明 | 約460時間 |
生体認証 | 指紋(電源ボタン一体) | 指紋(電源ボタンとは別) |
防水/防塵 | IPX6・8 / IP6X | IPX6・8 / IP6X |
サイズ 重量 | 166×72×7.9mm 約181g | 167×77×8.2mm 約178g |
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・カメラ性能の大幅向上
2年前のXPERIA XZ3から1になった際にはレンズが3つに大幅進化しましたが、今回のmarkⅡでも大幅な進化を見せています。
レンズ構成は超広角16mm、広角24mm、望遠70mmで、「XPERIA 1」の超広角16mm、広角24mm、望遠52mm に比べて望遠撮影性能がアップしています。
主にメインレンズとして使用される24mmのセンサーでは、センサーサイズが「XPERIA 1」の1/2.6インチから1/1.7インチまで大型化しています。センサーサイズが大きければ大きいほど暗所での撮影に強く、ボケ感が得られるとされており、同社のコンデジである「RX100」は1インチのサイズですので、その60%程度のセンサーサイズとなります。
1. カールツァイスとの協業
レンズでは独Carl Zeiss(カールツァイス)社と協業することで、T* Coating(T*コーティング)を採用し、さらなる画質の向上を見せているとしています。この技術は人気コンデジである「RX100」シリーズや、αシリーズの一眼レフ用レンズなどでも採用されています。
2. 超高速AF(オートフォーカス)、20fps連射機能
センサーにおいてはSONYの一眼レフブランドである「α(アルファ)」シリーズやコンデジの「RX」シリーズなどの技術を更に取り入れています。
今回から追加された「3D iToFセンサー」によってフォーカスを合わせる速度が向上し、低光量時でのフォーカス精度もアップしているとのことです。
また、オートフォーカスのカバー範囲も「RX100」シリーズ並みの75%を占めており、広い範囲で高速AFを利用することができます。
AF/AE追従(撮りたい被写体にフォーカスと自動露出を合わせ続けながら)で一秒間で20コマの写真撮影が可能とのことです。ここまで高速な連写性能は一眼レフのαシリーズでも上位モデルのみで利用可能であり、αシリーズのAPS-Cサイズで最上位モデルである「α6600」でも一秒間11コマが最大ですので、このXPERIAの連写性能の凄さが伺えます。
・90Hz相当 4K HDRディスプレイ
「XPERIA 1」と同等の6.5インチの4K HDR対応有機ELディスプレイを搭載しています。画面アスペクト比は21:9。残像低減技術により「90Hzディスプレイ相当」の映像表示を実現しているとのことです。実際のリフレッシュレートは60Hzです。ほかにもディスプレイの色温度を調整する機能が追加されています。むしろ今までなかったのが驚きです。
・5G、WiFi-6に対応
この辺りは2020年のフラッグシップスマートフォンとして妥当だと思われます。
・イヤホンジャック復活、ノイキャンは復活ならず。
約二年ぶりに本体上部に復活しました。個人的にはこうであってこそSONYのエンターテインメントスマートフォンだと思います。また、「360 Reality Audio」(Dolby atmosのような立体音響技術)や圧縮音源を高音質化する「DSEE Ultimate」にも対応しています。
「DSEE Ultimate」は今までのスマートフォンやウォークマンなどで採用されていた「DSEE HX」の進化版となり、曲ごとの楽器や情景に合わせて最適な予測・復元を行えることで、様々な音源をハイレゾ相当の高音質で聴けるとのことです。YouTubeなどの音楽以外のアプリにも対応しており、有線イヤホンや無線イヤホンにも対応しているとのことです。
スピーカーはフロントで上下(左右)2つ構成です。
ノイズキャンセリング機能も同時に復活してほしかったところです。
・その他
- バッテリー容量が大幅アップの4,000mAhに
- 重量は4gアップ、サイズは小型化
- 無線充電に対応
- 指紋センサーが電源ボタンと一体化
- デュアルSIM対応(SDと排他利用)
- 960fpsスローモーション撮影機能の削除
- apt-X Adaptive対応
・販売国と価格予想
キャリアは未定ですが日本国内でも発売されることが発表されており、10万円強になるとのことです。5G対応でこのスペックなら妥当でしょうが15万円などまで上がってしまうと厳しいかなという感じです。
・まとめ
文句のつけようのない完璧なフラッグシップXPERIAが来たなという感じです。
凄く良いと思います。普通にgalaxyシリーズなどとも争える仕様です。
デザインもかっこいい。7年前の「XPERIA Z1」のあたりのような「板」「オムニバランスデザイン」という感じがとてもよいです。価格が発表されていないで何とも言えませんが、今後SONYがどのような価格設定で販売してくるかによってどれだけ売れるかが変わってくるかと思います。
ぜひ売れてほしいですね。