意外に複雑なWi-Fi規格を整理する。

Wi-FiはWi-Fiでも色々ある。Wi-Fiのでも様々な規格があるのはご存じでしょうか。想像以上に複雑なんです。

「Wifi」の画像検索結果"

・そもそもWi-Fiとは

Wi-Fi(ワイファイ)とは、無線LANに関する登録商標である。Wi-Fi Alliance(アメリカ合衆国に本拠を置く業界団体)によって、国際標準規格であるIEEE 802.11規格を使用したデバイス間の相互接続が認められたことを示す名称。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

要するに「 IEEE 802.11 」という無線通信の規格を使用した通信方式(無線LAN)に対する認証の名称のことでしょう。つまり、 「 IEEE 802.11 」の無線通信規格に適合していても認証を受けていなければWi-Fiと名乗ることができません。例としてニンテンドーDSなどが挙げられます。 DSのインターネット接続でWi-Fiということばが利用されていないのは認証を受けていないからということになります。

・Wi-Fiの中の規格

そんなWi-Fiですが、使用する周波数や最大転送速度によって様々な規格が設定されています。

これはとあるWi-Fiルーターのパッケージ画像の一部です。見た限り11から始まる規格が6種類あります。

エレコム 無線LANルーター親機11ac.n.a.g.b/1300+600Mbps有線Giga WRC-1900GST
エレコム (2017-11-19)
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この規格と表記をまとめた表を作成しました。

下に行けば行くほど新しい規格になります。転送速度も向上していることがわかります。

Wi-Fi 4/5/6 という番号表記ですが、2018年の10月から導入が決定した新しいナンバリング規格になります。
「IEEE」の規格を置き換えるものではなく、表記を分かり易くするために導入されました。これも数字が大きくなればなるほど高性能であるということには変わりありません。最近のスマートフォンやルーター、PCなどにも表記が始まってきています。

・WI-FI 6 搭載機器の例

NECパーソナル PA-WX6000HP Aterm WX6000HP
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このNECのルーターでは、5GHz帯では4804Mbps、2.4GHz帯では1147Mbps出るとされています。
先ほど挙げたルーターは最大1300Mbpsですので、規格上では約4倍近くの速度が出るということになります。

もちろんのことですが、受信する側(スマートフォン、PC)もWi-Fi 6に対応していなければなりません。

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