AU「ahamo」対抗(笑)プランを発表! 比較してみる。

2020年12月9日、4大キャリアのうち一つであるauから、先日ドコモから発表された新プラン「ahamo」の対抗になるだろう新料金プランが発表されました。
プラン名は「データMAX 5G with アマゾンプライム」と「データMAX 5G ネットフリックスパック(P)」、「データMAX 5G ALLSTARパック(P)」です。

この発表に対する反響としては、「#au解約」「#さよならau」なんてハッシュタグがTwitterのトレンドに上がったりする有様です。KDDIの株価も急激に下落していました。

画像引用元:au

お得()な料金設定

料金は「アマゾンプライム」が月額3,760円~(※1,2,3,4,5)、「ネットフリックスパック」が月額4,060円~(※)、「ALLSTAR」が月額5,460円~(※1,2,3,4,5)です。

例)データMAX 5G with Amazonプライムの特徴

  • 様々な割引を駆使して月額3,760円から ※1,2,3,4,5
  • 通信容量無制限(デザリングは60GB)
  • 使用量2GB以下の月は勝手に割引
  • 5G対応
  • アマゾンプライムがついてくる(月額500円相当)
  • TELASA(テラサ)がついてくる(月額562円相当、旧auビデオパス)
  • 通話料金別(20秒30円)
  • 5Gスマートフォンのみ
  • 店頭、ネットで受け付け

※1:二年契約適用時
※2:家族4人で利用
※3:auスマートバリュー加入
※4:auスマホ応援割Ⅲで6か月間
※5:5Gスタート割で12か月間

さらに、「月2GB以下」の利用でさらに値段が引かれます。
割引の詳細は以下の画像の表の通りです。

画像引用元:au

凄まじいほどの「※」の量です。これは誇張しているわけでもありません。本気でこんなことをやっているのです。

上記の文は優良誤認まがいですね。「アマゾンプライム」が月額9,350円、「ネットフリックスパック」が月額9,650円、「ALLSTAR」が月額11,150円と書くのが正しいでしょう。

docomoの「ahamo」は…

ちなみに先日ドコモが発表した新料金プラン「ahamo」は以下のようになります。

  • 月額2,980円(初めからこの価格)
  • データ容量20GB
  • 5G対応
  • 5分以内国内通話無料
  • 受付、サポートはネットのみ
  • キャリアメール利用不可

シンプルかつ分かりやすい、今までと比べると革命的な料金体系です。docomoがやっと正面から値下げ要請に応じたような気がします。このようなプランが各社に広がると嬉しいです。

純粋に比較してみる

どんな人におすすめか?

さすがにこのままだと「データMAX」プランの良いところが見つからないので、「アマゾンプライムプラン」を例に「ahamo」と比較してこのプランを利用したほうがいい人はどんな人になるのかを検討してみました。

まず、初めに言った「月額3,760円」でこのプランを利用するには「auスマートバリュー」への加入(au光orスマートポートへの加入)と「家族4人がauを利用」していることが絶対です。ここはかなりハードルが高いと思います。

こんな条件を前提に価格を「3,760円~」なんて大々的に出している時点で、複雑かつ意味が分からない残念過ぎるプランなのは気にしたら負けです。

となると、以下の条件に当てはまる人にはおすすめです

赤字の部分にすべて当てはまっていない人はこのプランを利用する必要はないと思われます。ちなみにですが、通信容量を20GB以上利用する人はどれくらいいるのでしょうか、家にWIFIがない人は使ってしまうものなのでしょうか。

以下に様々なパターンの料金を計算してみました。

最後に、ahamo+アマゾンプライム+TELASAの場合の価格を載せておきます。

まとめ

今回発表されたこのプランがahamo対抗でないことを願うばかりです。まさかこのプランで本気で対抗できるなんて思ってないですよね?さすがにahamo登場前に考えられていたプランだとは思いますが、あの発表の後にこの発表では多くの人がガッカリしても仕方ないと思います。せめて発表を延期することはできなかったのでしょうか。また、総務省の「アクション・プラン」で複雑な料金プランが指摘されたにもかかわらずこの複雑ぶりです。今後出てくる本気の新料金プランに期待がかかります。さすがにこれで終わりなんてないでしょう。

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