「Rakuten Hand」のスペックまとめ(価格が重要)

9/30日に行われた楽天モバイルの5Gサービス発表会。同日から一部地域で5Gのサービスを開始しました。料金も変わらず2980円で既存のユーザーも今後5G対応になるということです。また、5Gに対応した新機種「Rakuten Big」が発表されましたが、これと同時に4G対応機種として「Rakuten Hand」も発表されています。5G発表会の中での登場で仕方のないことですが、多くのニュースサイトなどでは大きく取り上げられることもなく影の薄い印象の同機種です。スペック情報をまとめました。

特徴

横幅63mmのスリムデザイン

5.1インチという画面サイズで横幅63mmを実現しています。有機ELを採用することで画面がGalaxyシリーズや「XPERIA XZ3」のように湾曲しており、数値以上のスリム感を感じられるのも特徴です。手に持った時のフィット感は相当良いのではないのかと思います。早く一度手に触れてみたいです。

なお、はめ込み合成なのではっきりとは言えませんが、左右のベゼル幅はそれなりにあるように思えます。

十分すぎるスペックのSoC搭載

「Redmi Note 9S」や「AQUOS Sense4」などでの採用例がある「Snapdragon 720G」を搭載しています。「G」はゲーム向けSoCに付与される型番で、Antutuベンチマークのスコアは240,000点程度になります。この点数は普段使いはもちろんのこと、ある程度のゲームも快適に遊ぶことができます。

おサイフケータイ、画面内指紋認証対応

SoCは「AQUOS Sense4」や「Redmi Note 9s」などでも採用されているSnapdragon720Gです。おサイフケータイにも対応していますが、「防水防塵」という記述を確認することができませんでした。非対応の可能性もありそうです。さらに気になるのが「2,750mAh」というバッテリー容量です。最近のモデルの中では少ない部類であり、この容量がどれほど使用時間に影響するのかが気になります。

なお、公式発表でのバッテリー持続時間は

  • 「LTEでの待ち受け時間:約420時間」
  • 「連続通話時間:約18.3時間」

としています。同じSoCで4,570mAhの大容量バッテリーを搭載している「AQUOS sense4」は「連続通話時間:約63.3時間」なので、単純に三分の一以下のバッテリー持ちと考えていいのではないでしょうか。
ちなみにですが、「Rakuten mini」のバッテリー容量は1,250mAhで、「連続通話時間:5.4時間」になります。

価格は公表されていませんが、スペック構成から3万円台以下になるだろうと推測できます。「AQUOS Sense」シリーズなどが競合になりそうですが価格や楽天モバイルが行うポイント還元キャンペーン次第では人気が出そうです。

価格が発表され、一括で税別18,182円となります。税込みで20,000円ちょうどなので、搭載SoCがゲーミング向けの「Snapdragon 720G」の中ではかなり安価なスマホになります。

スペックシート

端末名Rakuten Hand
OSAndroid 10
SoCSnapdragon 720G
メモリ/ストレージ4GB/64GB
拡張不可
ディスプレイ5.1インチ 有機EL
720×1520 HD+
アウトカメラ4800万画素
200万画素被写界深度センサー
インカメラ1600万画素
バッテリー2,750mAh
LTEでの待ち受け時間:約420時間
連続通話時間:約18.3時間
ネットワークIEEE802.11 a/b/g/n/ac
セキュリティ画面内指紋認証
顔認証
防滴防塵IPX2/IP5X
カラーバリエーションクリムゾンレッド
ホワイト
ブラック
その他おサイフケータイ
eSIMのみ対応
ハイレゾ再生非対応
VoLTEは楽天のみ
サイズ138mm×63mm×9.5mm
129g

防水ではなくあくまでも防滴です。SDカードによるストレージの拡張もできません。さらに、今までの楽天ブランドスマホの例にならって物理SIMカードは利用できません。

まとめ バッテリー持ちは気になる

軽量スリムなデザインにミッドハイSoCにおサイフケータイと、なかなか尖ったスマートフォンな気がします。バッテリーが少なめなのが心配ですが、外でおサイフケータイなどをメインで使う用途を想定するのであれば、もう少しバッテリー容量を増やすことや省電力なSoCを搭載したほうが良かったのではないかとも思います。しかし、jこれらの懸念も気にならなくなるほど安価です。新規契約で約15,000円分のポイントも還元されるので、実質5,000円ほどで入手することができます。この値段なら「とりあえず」契約しておいても損はしないのではないでしょうか。

画像引用元:Rakuten

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