SUNEAST(サンイースト)のSSDを2年間使用レビュー 【動作問題なし】

こんにちは。SUNEASTというブランドのSSDはご存知でしょうか。販売メーカーは一応日本国内の「旭東エレクトロニクス」という本社を大阪に置く会社で、ブランド名の由来は「あさひ(SUN)東(EAST)」なのだろうかなとも思っています。
一番知名度が高いであろうSSDのほかに、外付けSSD、DDRメモリ、SDカードなどの販売をしているそうです。



このメーカーの特徴はなんといっても価格の安さです。最近は全体的にSSDの価格が下落していることもあり、有名メーカーとの大きな価格差は見られないように感じられますが、2年ほど前の価格差は大きなものでした。



私は360GBモデルを二年前に購入し使用しています。今回は有名メーカーのSSDとの比較を中心にレビューしていきます。
・当時の価格比較
Amazon、価格.comで1年から2年前の価格差を比較していきます。まずは250GBモデルの比較になります。
上の画像はSUNEASTの250GBSSD(左)と、SanDiskの250GBSSD(中央)、Samsungの860 EVO 250GBの2018年4月時点での価格を比較したものになります。SUNEASTが7,380円でSanDiskが14,694円、Samsungが9,980円という価格でした。
2TBモデルの比較もしてみましょう。左がSUNEASTのもので、右がcrucial(クルーシャル)の「MX500」になります。27,000円と33,000円と、価格差は約5,000円にもなります。
上記のように、1~2年前までは価格の差がかなり大きく相対的にコストパフォーマンスもよいメーカーとされていました。しかし、最近は多くの有名メーカーもある程度値段が下がってきており、知名度低めな格安ブランドとの価格差もそう大きくないものになっているように感じます。
・SUNEAST SSDの仕様
SATA6のSSDの仕様はどんなメーカーでも基本的な速度等はほとんど同じです。
種類が多くあるので今回は「360GB」と「480GB」の仕様を掲載します。右側にはcrucialの480GBSSD「BX500 CT480BX500SSD1」を比較対象として載せます。
製品名 | SUNEAST SE800-360GB | SUNEAST SE800-480GB | crucial BX500 CT480BX500SSD1 |
---|---|---|---|
容量 | 360GB | 480GB | 480GB |
インターフェイス | SATA 6Gb/s | SATA 6Gb/s | SATA 6Gb/s |
R/W速度 | 最⼤ 530/450MB秒 | 最⼤ 530/500MB秒 | 最⼤ 540/5000MB秒 |
SSDタイプ | 3D TLC NAND | 3D TLC NAND | Micron製 3D TLC NAND |
コントローラー | 不明 | 不明 | Silicon Motion製 SM2258XT |
DRAMキャッシュ | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
MTBF | 200万時間 | 200万時間 | 150万時間 |
TBW | 不明 | 不明 | 120TBW |
保証期間 | 3年 | 3年 | 3年 |
大きな差はみられません。転送速度がBX500に比べて少し遅いくらいでしょうか。実際の転送速度を比較してみましょう。
・CrystalDiskMark



読み込み書き込み共には公称値レベルの速度が出ています。



早いですね。SATAⅢの限界値いっぱいまで速度がでています。
上記のように数値は100MB/s程度の差が出ていますが、実使用において速度の違いは特に感じられません。
・CrystalDiskInfo



使用時間は3303時間。1日あたり4.5時間ほど使用していた計算になります。24時間連続使用に換算すると約140日くらいでしょうか。特にエラーなどは見受けられません。
・まとめ
どのようなSSDでも壊れるときは壊れます。としか言いようがないです。どのメーカーのSSDが壊れやすいということは誰にもはっきりとわかることではないと思います。SUNEASTのSSDには3年間の保証がついているので、万が一という場合には交換を行ってくれます。
しかし、値段が安いのにもそれなりの理由があると思いますし、使用しているチップなどの質が違うなんて言うことも十分想定できます。それらが少しでも心配な方は有名メーカーのSSDを購入したほうがいいと思います。