QualcommがSnapdragon 865搭載機種を発表。「arrows 5G」が発見される。
多くのスマートフォンやタブレット端末などのSoCチップやモデムの開発を手掛けるQualcommは、2月25日に開催された「Qualcomm Press Event – What’s Next in 5G」でSnapdragon865を搭載し5G通信に対応したスマートフォンを発表した。この中にはまだメーカーが発表していない機種も含まれており、なかなか興味深い機種も見つかりましたのでご紹介します。
Flagship Qualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platform Powers First Wave of 2020 5G Smartphones
https://www.qualcomm.com/news/releases/2020/02/25/flagship-qualcomm-snapdragon-865-5g-mobile-platform-powers-first-wave-2020
・今回発表された機種
- Black Shark 3
- FCNT arrows 5G
- iQOO 3
- Legion Gaming Phone
- Nubia Red Magic 5G
- OPPO Find X2
- realme X50 Pro
- Redmi K30 Pro
- ROG Phone 3
- Samsung Galaxy S20, S20+, and S20 Ultra
- Sharp AQUOS R5G
- Sony Xperia 1 II
- vivo APEX 2020 Concept Phone
- Xiaomi Mi 10 and Mi 10 Pro
- ZenFone 7
- ZTE Axon 10s Pro
日本でも有名な機種では、「XPERIA 1 Ⅱ」や「AQUOS 5RG」、「Galaxy S20」などがありますが、最近はハイエンド帯では名前を聞かないあのメーカーの機種も掲載されています。
「arrows 5G」
・約5年ぶりのハイエンドモデル復帰か
富士通がarrowsというブランドで最後にハイエンドモデルを発売したのは2020年から約5年前の2015年。docomoから発売された「ARROWS NX F-04G」です。この機種は虹彩認証搭載などで話題を呼びましたが、CPUからの発熱問題や基盤の接触不良などの不具合が多く報告され、一時は販売停止になるなど残念な機種という印象になりました。以降はブランド名を大文字の「ARROWS」から小文字の「arrows」に変え、ミッドレンジやローエンドモデルを中心に発売を進めていました。
2018年には富士通のスマートフォンなどの製造を手掛ける「富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社」の株式の70%を日系投資ファンド運営会社である「ポラリス・キャピタル・グループ」に譲渡し、事実上富士通グループから独立しています。
そんな富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社ですが、この発表の限りでは5年ぶりにハイエンドモデルを手掛けるということになります。もちろん日本国内での投入も期待できますので「AQUOS」「XPERIA」「ARROWS」という2015年までのハイエンドモデルの土俵で戦ってきた国内メーカーによる争いが2020年に再びみられるのが楽しみです。「AQUOS R5G」も「XPERIA 1 Ⅱ」も素晴らしいスペックであることから、「arrows 5G」もどのようなスペックで登場するのでしょうか。続報に期待しましょう。