ダイソーから「USB-Cーイヤホン端子変換ケーブル」が発売【対応機種注意】

近年多くのスマートフォンで採用が少なくなっている「イヤホンジャック」。私の使用していたP20やPixel3、Pixel5にもイヤホンジャックはありません。
近年はワイヤレスイヤホンが主流となったとはいえ、電池切れ等、有線で音楽を聴きたい場合はTypeC接続のイヤホンを使うかTypeCの変換ケーブルを使う必要があり、少し面倒です。その上、変換ケーブルは購入したスマートフォンに付属していることが多いですが、小さいので無くしそうだなと感じることもたびたびありました。
そんな個人的問題を解決する救世主である変換アダプターが、ダイソーから発売されているのを確認しました。

対応機種を調べる

『DAC内蔵型』『アナログ型』のスマートフォンで可否が分かれる

ダイソーからも100円で変換ケーブルが発売されていました。

カラーは4色ほどありましたが、一番シンプルなシルバーにしました。プラグはメタルなデザインでケーブルはメッシュ素材を使用しているので、付属品より高級感があるように見えますね。長さは10cm、その他対応機種などについての記載はありません。

このような変換ケーブルは相性の問題が出てきます。Type-Cのオーディオ出力は大きくわけて「DAC型」と「アナログ型」の2種類があります。

前者のDAC出力の機能はほぼすべてのType-C採用機種に搭載されているので、『DAC内臓の変換ケーブル』を使用すれば問題なく使用することができます。後者のアナログ出力の機能は、Type-Cには標準の機能ではなくオプションになります。ですので、DAC出力にしか対応していないスマートフォンだとアナログ型のみの変換ケーブルを使用することができません。また、下記の通りの検証を行った結果、このケーブルはアナログ型の端末にしか使用できないものであることが判明しました。

この差をケーブル本体の外観を見るだけで判断するのは非常に難しいというか不可能に近いでしょう。パッケージに表記されている情報をしっかりと見て商品情報を調べてから判断することが重要です。

次に、マイク出力機能なしのヘッドフォンで使用できるかを調査しました。

Pixel3では使えません

Pixelシリーズでは使用できません。以下のようなポップアップが表示され、音が出力されることはありませんでした。

P20では使用できるか

こちらでは特に大きな問題もなく使用することができました。P20にはアナログ出力機能があるので使えたということでしょう。

まとめ…判断基準

これらから分かった点では、スマートフォン側にアナログ出力機能があるか無いかが判断基準になるという点です。

対して、DACが内蔵されている変換アダプタではほぼすべての機種で利用できるということですが、コスト的に考えるとDACを内蔵したモデルが100円ショップで発売される可能性は低そうです。

DACが内蔵されていないので、PixelやGalaxyなどの一部機種では使用できない。
PシリーズやXPERIAなどのアナログ出力対応のスマートフォンであれば問題なく使用できるはず。
今回のダイソーの変換ケーブルには対応機種やDAC搭載の有無などの情報が一切記載されてなく、商品の販売をする上では問題があるのではないかと思います。

追記:最近発売のモデルでは、アナログ出力専用と記載があるものが多くなっています。スマートフォンごとに対応の可否が出てくるので、しっかりと確認してから購入したほうが良さそうです。

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